局所麻酔って痛い?美容整形で局所麻酔を使うときの痛みと注意点
美容外科のカウンセリングでは、
「局所麻酔の注射は痛いですか?」
「手術中に痛みを感じることはありますか?」
「麻酔が切れたあとはどのくらい痛いですか?」
といったご質問をよくいただきます。
局所麻酔は美容外科でよく使われる麻酔方法ですが、完全に何も感じなくなるわけではありません。
今回は、局所麻酔を使用するときにどのような痛みや感覚があるのか、わかりやすく解説します。
局所麻酔とは?
局所麻酔は、手術を行う部分に麻酔薬を注射し、一時的に痛みを感じにくくする方法です。
二重整形、目頭切開、ほくろ切除、傷跡修正、小範囲の皮膚手術など、比較的小さな手術でよく使用されます。
意識は保たれたままなので、医師やスタッフと会話をしながら手術を受けることもできます。
局所麻酔の注射は痛い?
局所麻酔で一番痛みを感じやすいのは、麻酔薬を注入するときです。
針を刺すときの「チクッ」とした痛みに加えて、麻酔薬が組織の中に入るときに、しみるような感覚や圧迫感を感じることがあります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的には短時間で終わることがほとんどです。
また、注射する部位によっても感じ方は異なります。
皮膚の薄い部分や神経が多い部位では、刺激を強く感じることがあります。
麻酔が効いたあとは何も感じない?
局所麻酔が十分に効くと、「痛い」という感覚はかなり抑えられます。
ただし、
・触られている感じ
・押されている感じ
・引っ張られる感じ
・振動する感じ
・処置をされている感覚
などが残ることはあります。
このような感覚があるからといって、麻酔が効いていないとは限りません。
局所麻酔は「感覚をすべてなくす」のではなく、主に痛みを感じにくくするための麻酔です。
手術中に痛みを感じることはある?
局所麻酔をしていても、手術中に刺激や痛みを感じることがあります。
たとえば、
・麻酔が効きにくい場所を処置するとき
・手術範囲が広がったとき
・手術時間が長くなったとき
・炎症のある部分を処置するとき
などです。
手術中に痛みを感じた場合は、我慢する必要はありません。
追加で局所麻酔を行うなど、状況に応じて対応しますので、痛みを感じた場合は医師やスタッフにお伝えください。
痛みが怖い人はどうすればいい?
局所麻酔の注射自体に強い恐怖がある方もいらっしゃいます。
そのような場合には、手術内容によって、
・表面麻酔
・笑気麻酔
・静脈麻酔
などを併用できる場合があります。
ただし、麻酔の方法にはそれぞれメリットと注意点があります。
「眠ったほうが楽そうだから」という理由だけで深い麻酔を選ぶのではなく、手術内容や全身状態を考慮して決めることが大切です。
局所麻酔が切れたあとは痛い?
手術後、局所麻酔の効果が少しずつなくなってくると、傷の痛みやジンジンする感じが出てくることがあります。
痛みの程度は、手術の大きさや部位によって異なります。
軽い手術では比較的少ないこともありますが、切開範囲が広い手術では痛みが出やすくなることがあります。
必要に応じて鎮痛薬を使用します。
「痛くなってから飲む」のではなく、手術内容によっては麻酔が切れる前に鎮痛薬を服用するようご案内することもあります。
局所麻酔にも副作用はある?
局所麻酔も薬剤ですので、副作用が起こる可能性があります。
頻度は高くありませんが、
・アレルギー反応
・動悸
・ふらつき
・気分不良
・血圧の変化
・局所麻酔薬中毒
などが起こることがあります。
特に局所麻酔薬を多量に使用する手術では、使用量にも注意が必要です。
また、心疾患や持病がある方、過去に局所麻酔で気分が悪くなった経験がある方は、必ず事前にお伝えください。
局所麻酔を受ける前に伝えてほしいこと
安全に手術を受けるためには、事前の情報共有が大切です。
特に、
・薬のアレルギー
・持病
・現在飲んでいる薬
・妊娠・授乳の可能性
・過去に麻酔で具合が悪くなった経験
・極端に緊張しやすい、失神したことがある
といったことがあれば、カウンセリングや手術前に医師へお伝えください。
まとめ
局所麻酔は、美容外科で広く使用されている麻酔方法です。
注射するときには一時的な痛みがありますが、麻酔が効いたあとは手術中の痛みを大きく軽減できます。
一方で、触られる感覚や引っ張られる感覚などが残ることはあります。
手術中に痛みを感じた場合は、無理に我慢せずにお伝えください。
また、麻酔に強い不安がある場合には、手術内容に応じてほかの麻酔方法を併用できることもあります。
次回は、
「静脈麻酔とは?眠っている間に美容整形は終わる?」
について詳しく解説します。
記事監修
広島プルミエクリニック 副院長 延美緒
形成外科専門医
所属学会・専門医・認定医
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- ジュビダームビスタ 施注認定医
- ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
| 2011年 | 岡山大学医学部 医学科卒業 様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く |
|---|---|
| 2011年 | 国立病院機構 岩国医療センターにて研修 医学博士取得 |
| 2013年 | 同 岩国医療センター 医員 研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる |
| 2014年 | 岡山大学附属病院 形成外科 再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う |
| 2016年 | 岩国医療センター 形成外科 眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む |
| 2018年 | 日本形成外科学会 専門医 取得 |
| 2019年 | 日本美容皮膚科学会 会員 |
| 2019年 | 県内美容皮膚科 勤務 美容皮膚科の診療に積極的に取り組む |
| 2020年 | 広島プルミエクリニック 入職 形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ |
| 2024年 | 広島プルミエクリニック 副院長就任 |
