女性の薄毛治療シリーズ 第2回 女性の抜け毛は病気?FAGA・びまん性脱毛症・産後脱毛の違いを医師が解説

「抜け毛が増えた…これって病気?」

シャンプーやブラッシングのたびに、

  • 抜け毛が増えた
  • 分け目が広くなった
  • 地肌が透けて見える
  • 髪にボリュームがなくなった

と感じ、不安になったことはありませんか?

実は、女性の抜け毛にはさまざまな原因があり、原因によって治療法も異なります。

「年齢のせい」と自己判断せず、まずは原因を知ることが大切です。


女性の薄毛にはどんな種類がある?

女性の抜け毛・薄毛には、代表的に次のようなものがあります。

  • FAGA(女性型脱毛症)
  • びまん性脱毛症
  • 産後脱毛(分娩後脱毛症)
  • 円形脱毛症
  • 脱毛症を伴う皮膚疾患
  • 甲状腺疾患や貧血などによる脱毛

今回は、特にご相談の多い3つについてご紹介します。


FAGA(女性型脱毛症)

FAGAは、女性に最も多い慢性的な薄毛の一つです。

特徴

  • 分け目が広がる
  • 頭頂部のボリュームが減る
  • 髪一本一本が細くなる
  • ゆっくり進行する

男性のAGAのように、生え際が大きく後退することは比較的少ないのが特徴です。

自然に改善することは少なく、早めの治療が大切です。


びまん性脱毛症

「びまん性」とは、頭皮全体に広がるように薄くなることを意味します。

実は「びまん性脱毛症」は病名というよりも、脱毛の状態を表す言葉です。

原因としては、

  • 加齢
  • ホルモンバランスの変化
  • ストレス
  • 栄養不足
  • FAGA

など、さまざまなものが考えられます。

「髪全体のボリュームが減った」と感じる方は、このタイプであることが少なくありません。


産後脱毛(分娩後脱毛症)

出産後、急に抜け毛が増えて驚かれる方も多くいらっしゃいます。

これは、妊娠中に高くなっていた女性ホルモンが、出産後に急激に変化することで起こります。

いつから始まる?

多くは出産後2~4か月頃から始まります。

いつ治る?

一般的には半年から1年程度で自然に改善することが多いとされています。

ただし、

  • 1年以上続く
  • 分け目がどんどん広がる
  • 地肌が目立つ

場合は、FAGAなど別の原因が隠れている可能性もあるため、医療機関で相談することをおすすめします。


自己判断は禁物です

「抜け毛=FAGA」と思われがちですが、実際には、

  • 鉄欠乏性貧血
  • 甲状腺疾患
  • 自己免疫疾患
  • 薬剤の影響
  • 急激なダイエット

などが原因となっていることもあります。

原因によって治療法は大きく異なるため、自己判断で育毛剤を使用する前に、一度診察を受けることをおすすめします。


女性の薄毛は早めの相談がおすすめ

髪は一度細くなると、改善まで時間がかかることがあります。

そのため、

  • 分け目が気になる
  • 髪にハリ・コシがなくなった
  • ボリュームが減ってきた

と感じたら、早めの受診がおすすめです。

早期に原因を把握し、適切な治療を始めることで、髪の状態を維持・改善できる可能性があります。


当院で行っている女性の薄毛治療

広島プルミエクリニックでは、原因や症状に応じて、

  • ミノキシジル外用
  • ミノキシジル内服(適応を慎重に判断)
  • 毛髪に有効なサプリの内服
  • HARG療法
  • ホームケアや生活習慣のアドバイス

などを組み合わせながら、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。


まとめ

女性の抜け毛にはさまざまな原因があり、「年齢のせい」と決めつけることはできません。

原因を正しく見極めることで、適切な治療につながります。

「最近抜け毛が増えた」「髪のボリュームが減ってきた」と感じたら、一人で悩まず、お気軽にご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 女性の抜け毛は年齢のせいですか?

加齢も原因の一つですが、ホルモンバランスや栄養状態、ストレス、病気など、さまざまな要因が関係することがあります。


Q. 産後の抜け毛は治療が必要ですか?

多くの場合は自然に改善しますが、1年以上続く場合や薄毛が進行している場合は、他の原因が隠れている可能性もあるため、一度ご相談ください。


Q. 市販の育毛剤で改善しますか?

原因によって効果は異なります。FAGAなどが疑われる場合は、医療機関で診断を受けたうえで適切な治療を選択することをおすすめします。


次回予告

第3回「女性の薄毛は治る?FAGA治療で期待できる効果と治療期間を医師が解説」

「治療を始めたらどれくらいで効果が出る?」「治療はずっと続けるの?」など、女性の薄毛治療に関する疑問について詳しくご紹介します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

 

女性の薄毛治療シリーズ 第1回 女性の薄毛(FAGA)とは?抜け毛との違いや原因を医師が解説

「最近、髪のボリュームが減ってきた…」

  • 分け目が広がってきた
  • 髪にハリやコシがなくなった
  • 抜け毛が増えた気がする
  • 髪全体が薄くなってきた

このようなお悩みはありませんか?

女性の薄毛は年齢のせいと思われがちですが、適切な診断と治療で改善が期待できる場合があります。

女性の薄毛は男性のAGAとは異なる特徴があり、原因や治療法も異なります。

今回は、女性の薄毛「FAGA(Female Androgenetic Alopecia:女性型脱毛症)」について解説します。


FAGAとは?

FAGAとは、女性型脱毛症のことです。

男性のAGAのように生え際が大きく後退することは少なく、

髪全体のボリュームが徐々に減っていくことが特徴です。

特に、

  • 分け目
  • 頭頂部

から薄くなり、

髪一本一本が細くなっていきます。


女性の薄毛の原因

女性の薄毛は、一つの原因だけではなく、さまざまな要因が重なって起こることが多くあります。

女性ホルモンの変化

加齢や更年期により女性ホルモン(エストロゲン)が減少すると、髪の成長期が短くなり、細い毛が増えやすくなります。


遺伝

ご家族に薄毛の方がいる場合、体質的に影響を受けることがあります。


ストレス

強いストレスや睡眠不足は、ヘアサイクルの乱れにつながることがあります。


栄養不足

過度なダイエットや偏った食生活では、髪に必要な栄養が不足し、抜け毛につながることがあります。


出産・更年期

ホルモンバランスが大きく変化する時期は、一時的または慢性的な薄毛がみられることがあります。


FAGAとAGAの違い

女性(FAGA) 男性(AGA)
髪全体が薄くなる 生え際・つむじが薄くなる
分け目が広がる M字・O字型が多い
ゆっくり進行 比較的進行しやすい
ホルモン・加齢・生活習慣など複数の要因 男性ホルモンの影響が大きい

女性の薄毛は原因が一つではないため、自己判断せず診察を受けることが大切です。


「年齢だから仕方ない」は間違い?

「年齢のせいだから治らない」

と諦めてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、FAGAは早期に治療を始めることで、進行を抑えたり、髪のボリューム改善を目指したりできる可能性があります。

特に、

  • 最近分け目が気になる
  • 髪が細くなった
  • 地肌が透けて見える

という初期段階で相談されることをおすすめします。


当院で行っている女性の薄毛治療

広島プルミエクリニックでは、一人ひとりの原因や症状に合わせて治療をご提案しています。

主な治療は、

  • ミノキシジル外用
  • ミノキシジル内服(適応を慎重に判断)
  • HARG療法
  • ホームケア指導

などです。

患者さまのライフスタイルやご希望を伺いながら、無理なく継続できる治療をご提案しています。


まとめ

女性の薄毛は決して珍しいものではなく、多くの方が悩まれています。

「年齢だから仕方ない」と諦めず、早めに相談することで改善が期待できる場合があります。

髪のお悩みは一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 女性でもAGAになりますか?

女性の場合は「FAGA(女性型脱毛症)」と呼ばれ、男性のAGAとは進行の仕方や原因が異なることが多いです。


Q. FAGAは自然に治りますか?

加齢やホルモンバランスの変化が原因の場合、自然に改善することは少なく、早めの治療が重要です。


Q. 何歳くらいから増えますか?

30代後半から50代にかけて増える傾向がありますが、20代でも発症することがあります。


次回予告

第2回「女性の抜け毛は病気?FAGA・びまん性脱毛症・産後脱毛の違いを医師が解説」

女性の抜け毛にはさまざまな原因があります。次回は、それぞれの特徴や見分け方、受診のタイミングについて詳しくご紹介します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

 

第8回 男性の薄毛治療シリーズ(最終回) AGAでお悩みの方へ|広島プルミエクリニックの薄毛治療と診療の流れ

「最近、髪が気になってきた…」

  • 生え際が後退してきた
  • つむじが目立つようになった
  • 抜け毛が増えた気がする
  • 家族に薄毛の人がいるので心配

このようなお悩みを抱えながらも、

「まだ受診するほどではないかな…」

と様子を見ている方は少なくありません。

しかし、AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症です。

気になり始めたタイミングが、治療を始める良いタイミングでもあります。


当院のAGA治療の特徴

広島プルミエクリニックでは、患者さま一人ひとりの症状やライフスタイル、ご希望に合わせた治療をご提案しています。

① 一人ひとりに合わせた治療プラン

AGAの進行度やご希望は人それぞれです。

そのため、

  • 内服薬
  • 外用薬
  • HARG療法

を組み合わせながら、無理なく継続できる治療をご提案しています。


② 無理な治療の押し付けはありません

「高額な治療を勧められるのでは?」

と心配される方もいらっしゃいます。

当院では、患者さまのお悩みやご予算、ご希望を伺ったうえで、必要な治療をご提案しています。

無理に治療をすすめることはありませんので、ご安心ください。


③ 継続しやすいサポート

AGA治療は継続することが大切です。

そのため当院では、治療効果だけでなく、

  • 副作用の有無
  • 治療経過
  • ご希望の変化

なども確認しながら、治療内容を調整していきます。


診療の流れ

STEP1 カウンセリング

まずは現在のお悩みをお聞かせください。

抜け毛が気になり始めた時期や、ご希望、ご不安な点などを丁寧に伺います。


STEP2 医師による診察

頭皮や毛髪の状態を確認し、

  • AGAかどうか
  • 進行度
  • 適した治療

についてご説明します。

ご不明な点があれば、遠慮なくご相談ください。


STEP3 治療開始

患者さまにご納得いただいたうえで治療を開始します。

治療内容は、

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル(内服・外用)
  • HARG療法

などから、症状に合わせて選択します。


STEP4 定期診察

AGA治療は、経過を確認しながら続けることが大切です。

定期的に診察を行い、

  • 効果
  • 副作用
  • 治療内容の調整

を行います。


よくあるご相談

「まだ薄くない気がするのですが、受診してもいいですか?」

もちろんです。

AGAは早期治療が重要です。

「まだ大丈夫かな?」という段階でご相談いただく方も多くいらっしゃいます。


「家族に気付かれずに治療できますか?」

内服薬や外用薬による治療であれば、日常生活への影響はほとんどありません。

ご希望に応じて、周囲に気付かれにくい治療方法をご提案いたします。


「治療を受けるか迷っています」

診察を受けたからといって、必ず治療を始める必要はありません。

まずは現在の状態を知る目的で受診される方も多くいらっしゃいます。


当院で行っているAGA治療

広島プルミエクリニックでは、

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル(内服・外用)
  • HARG療法

などを組み合わせ、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。

髪のお悩みはデリケートだからこそ、安心してご相談いただける環境づくりを心掛けています。


まとめ

AGAは、早めに治療を始めることで進行を抑え、髪の状態を維持・改善できる可能性があります。

「もっと早く相談すればよかった」とおっしゃる患者さまは少なくありません。

髪のお悩みは、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

広島プルミエクリニックでは、一人ひとりのお悩みに寄り添い、適切な治療をご提案いたします。


よくある質問(FAQ)

Q. カウンセリングだけでも受けられますか?

はい。カウンセリングのみのご相談も可能です。現在の状態や治療法について詳しくご説明いたします。


Q. 治療はその日に始められますか?

診察後、ご希望があれば当日から治療を開始できる場合があります。詳しくは診察時にご案内いたします。


Q. AGAは何歳から相談できますか?

AGAは20代から発症することもあります。年齢に関係なく、気になり始めた時点でご相談いただくことをおすすめします。


男性AGAシリーズ 完結

ここまで全9回にわたり、

  • AGAの原因
  • 治療の考え方
  • フィナステリド・デュタステリド
  • ミノキシジル
  • HARG療法
  • 副作用
  • 治療経過
  • 治療の組み合わせ
  • 当院の治療方針

についてご紹介しました。

次回からは 「女性の薄毛(FAGA)シリーズ」 をスタートします。

女性の薄毛は男性とは原因や治療法が異なるため、

  • FAGAとは?
  • びまん性脱毛症との違い
  • ミノキシジルやHARG療法
  • 女性ならではの薄毛の原因
  • 治療法や日常生活のポイント

などを、分かりやすく解説していきます。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任