乳頭縮小を検討するうえで一番気になるのは「どこまで変わるのか」
これまでの記事では、
- 乳頭縮小術とはどのような手術なのか
- 授乳への影響
- ダウンタイム
- 傷跡
- 男性の乳頭縮小
について解説してきました。
そして実際に手術を検討されている患者様が最も気になるのは、
「自分の場合はどこまで改善できるの?」
という点ではないでしょうか。
乳頭縮小術は単純に乳首を小さくするだけではありません。
高さや直径、左右差を調整しながら、乳輪やバスト全体とのバランスを整えることが目的です。
今回は症例写真を見る際のポイントや、改善できる内容について解説します。
※症例写真は患者様の同意を得て掲載しています。
乳頭縮小術で改善できること
① 高さを低くする
最も多いご相談です。
乳頭が前方へ突出している場合、
- 下着に擦れる
- 洋服の上から目立つ
- バストとのバランスが悪い
と感じることがあります。
乳頭縮小術では高さを調整し、自然な突出感へ整えることが可能です。
② 直径を小さくする
授乳後の患者様に多いお悩みです。
乳頭の横幅が大きくなると、
- 乳輪とのバランスが悪い
- 乳首が大きく見える
- 加齢変化を感じる
原因になります。
高さだけではなく、直径も同時に調整することでより自然な仕上がりを目指します。
③ 左右差を整える
実は乳頭の左右差は珍しいことではありません。
- 片側だけ大きい
- 高さが違う
- 形が異なる
といった状態はよくみられます。
左右を完全に同じにすることは難しいものの、できる限りバランスを整えることが可能です。
症例写真を見るときのポイント
小ささだけに注目しない
症例写真を見る際、
「どれだけ小さくなったか」
に目が向きがちです。
しかし重要なのは、
- バストとのバランス
- 乳輪とのバランス
- 自然さ
です。
小さくしすぎると不自然な印象になることがあります。
術後何か月の写真か確認する
乳頭縮小術は術後すぐに完成するわけではありません。
術後早期は、
- 腫れ
- むくみ
- 赤み
が残っています。
そのため、
- 術後1週間
- 術後1か月
- 術後3か月
- 術後6か月
では見え方が異なります。
症例写真を見る際には撮影時期も確認しましょう。
傷跡も確認する
大きさだけでなく、
- 傷跡の位置
- 赤みの程度
- 乳頭の形
も重要なポイントです。
自然な仕上がりかどうかを総合的に判断しましょう。
症例① 高さが気になるケース
【お悩み】
乳頭の突出感が強く、下着に擦れる。
【施術内容】
乳頭縮小術(高さ調整)
【経過】
突出感が改善し、バストとのバランスが整いました。
術前
術直後
症例② 授乳後に大きくなったケース
【お悩み】
授乳後に乳頭が大きくなり、以前との変化が気になる。
【施術内容】
乳頭縮小術(高さ・直径調整)
【経過】
乳輪とのバランスが改善し、自然な印象になりました。
術前
1週間
乳頭縮小術で大切なのは「自然さ」
患者様によって理想の大きさは異なります。
そのため当院では、
- ご希望
- バスト全体のバランス
- 乳輪の大きさ
- 将来の授乳希望
などを確認しながらデザインを行っています。
ただ小さくするだけではなく、
「自然で違和感のない仕上がり」
を目指すことが重要です。
よくあるご質問
Q. 理想のサイズを指定できますか?
可能です。
診察時にご希望を伺いながらデザインを行います。
Q. 左右差は完全になくなりますか?
人の身体はもともと左右対称ではありません。
できる限り整えることは可能ですが、完全な左右対称を保証するものではありません。
Q. 再発することはありますか?
切除した組織が元の状態に戻ることは通常ありません。
Q. 授乳後でも手術できますか?
可能です。
授乳終了後、状態が落ち着いてから治療を行います。
まとめ
乳頭縮小術では、
- 高さ
- 直径
- 左右差
を改善し、乳輪やバスト全体とのバランスを整えることができます。
症例写真を見る際には、小ささだけではなく自然さや傷跡の状態も確認することが大切です。
ご自身に近い症例を参考にしながら、理想の仕上がりについて医師と相談してみましょう。
次回予告
「乳輪縮小術とは?乳輪が大きくなる原因と治療法について形成外科専門医が解説」
記事監修
広島プルミエクリニック 副院長 延美緒
形成外科専門医
所属学会・専門医・認定医
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- ジュビダームビスタ 施注認定医
- ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
| 2011年 | 岡山大学医学部 医学科卒業 様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く |
|---|---|
| 2011年 | 国立病院機構 岩国医療センターにて研修 医学博士取得 |
| 2013年 | 同 岩国医療センター 医員 研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる |
| 2014年 | 岡山大学附属病院 形成外科 再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う |
| 2016年 | 岩国医療センター 形成外科 眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む |
| 2018年 | 日本形成外科学会 専門医 取得 |
| 2019年 | 日本美容皮膚科学会 会員 |
| 2019年 | 県内美容皮膚科 勤務 美容皮膚科の診療に積極的に取り組む |
| 2020年 | 広島プルミエクリニック 入職 形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ |
| 2024年 | 広島プルミエクリニック 副院長就任 |
