乳頭縮小・乳輪縮小シリーズ①乳頭縮小術とは?乳頭肥大の原因と改善できる大きさについて

「乳首が大きいかも…」と感じたことはありませんか?

「授乳後に乳首が大きくなった気がする」
「下着や服に擦れて気になる」
「温泉やジムで人目が気になる」
「バストとのバランスが気になる」

乳頭(乳首)の大きさや形に悩みを抱えている方は少なくありません。

しかし、デリケートなお悩みであるため、友人や家族に相談しづらく、一人で悩み続けている方も多いのではないでしょうか。

乳頭が大きい状態は「乳頭肥大」と呼ばれ、美容外科では乳頭縮小術によって改善が可能です。

今回は乳頭縮小術の基本について、形成外科専門医の視点からわかりやすく解説します。


乳頭肥大とは?

乳頭肥大とは、乳頭の高さや直径が大きくなっている状態を指します。

乳頭肥大には明確な基準があるわけではなく、ご本人が

  • 大きいと感じる
  • バランスが悪いと感じる
  • コンプレックスになっている

場合に治療を検討されることが多くあります。

乳頭肥大には大きく分けて、

高さが目立つタイプ

乳頭が前方へ突出している状態です。

Tシャツや薄手のニットを着た際に目立ちやすく、

「服の上から乳首が分かるのが嫌」

というご相談が多いタイプです。

直径が大きいタイプ

乳頭全体が横に広がっている状態です。

授乳後の女性に比較的多くみられます。

高さも直径も大きいタイプ

乳頭の突出と横幅の両方が目立つ状態です。

手術ではそれぞれの状態に合わせてデザインを行います。


乳頭が大きくなる原因

① 生まれつきの体質

最も多い原因です。

顔立ちや身長と同じように、乳頭の大きさにも個人差があります。

思春期以降に目立ってくることもあります。


② 妊娠・授乳

女性の乳頭肥大で特に多い原因です。

授乳期には赤ちゃんが吸いやすいように乳頭が発達します。

授乳終了後もそのまま大きさが残ることがあり、

  • 以前より乳首が大きくなった
  • 長くなった
  • 左右差が目立つようになった

というお悩みにつながります。


③ 摩擦や刺激

下着や衣類との摩擦などの慢性的な刺激によって変化することがあります。

ただし、体質的な要因が大きい場合がほとんどです。


男性にも乳頭肥大はあります

乳頭肥大は女性だけのお悩みではありません。

最近では男性からのご相談も増えています。

  • Tシャツ姿に自信が持てない
  • ジムやサウナで気になる
  • 胸筋を鍛えても乳首だけが突出して見える

といったお悩みから乳頭縮小術を希望される方もいらっしゃいます。

男性の場合も自然な大きさやバランスを重視してデザインを行います。


乳頭縮小術とは?

乳頭縮小術とは、乳頭の高さや直径を整える手術です。

患者様のお悩みに合わせて、

  • 高さを低くする
  • 直径を小さくする
  • 高さと直径の両方を改善する

ことが可能です。

単純に小さくするだけではなく、乳輪やバスト全体とのバランスを考慮してデザインすることが大切です。


どのくらい小さくできますか?

乳頭の状態によって調整できる範囲は異なります。

診察時には、

  • 現在の大きさ
  • ご希望のサイズ
  • 将来の授乳希望の有無

などを確認しながらデザインを行います。

「できるだけ小さくしたい」というご希望もありますが、不自然にならない範囲で調整することが重要です。


授乳への影響は?

将来的に妊娠・授乳を希望される方にとって、大切なポイントです。

乳頭縮小術にはいくつかの術式があります。

当院では授乳機能への影響に配慮した乳管温存法にも対応しています。

乳管をできる限り温存しながら乳頭を小さくすることで、将来の授乳機能への影響を最小限に抑えることを目指します。

詳しくは次回の記事で解説します。


傷跡は目立ちますか?

乳頭縮小術では乳頭内や境界部に切開を行います。

そのため、比較的傷跡が目立ちにくい部位とされています。

術後しばらくは赤みや硬さが生じることがありますが、時間とともに徐々になじんでいきます。


ダウンタイムについて

術後には

  • 腫れ
  • 内出血
  • 軽度の痛み
  • 違和感

が生じることがあります。

日常生活への影響は比較的少ない手術ですが、創部が安定するまでは強い刺激を避ける必要があります。

ダウンタイムの詳細については別記事で詳しく解説します。


乳頭縮小術がおすすめの方

✓ 乳首の大きさが気になる

✓ 授乳後に乳頭が大きくなった

✓ 左右差が気になる

✓ バストとのバランスを整えたい

✓ 将来の授乳に配慮した治療を希望している

✓ 男性で乳首の突出感に悩んでいる


まとめ

乳頭肥大は女性にも男性にもみられるお悩みです。

乳頭縮小術では、高さや直径を調整することで自然なバランスへ整えることができます。

デリケートなお悩みだからこそ、一人で抱え込まず専門医へご相談ください。

次回予告

「乳頭縮小をしても授乳できる?乳管温存法について形成外科専門医が解説」

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任