第1回 男性の薄毛治療シリーズ AGA(男性型脱毛症)とは?放置すると進行する薄毛の原因を医師が解説

「最近髪が薄くなってきた」「生え際が後退してきた」と感じていませんか?AGA(男性型脱毛症)は進行性の脱毛症ですが、早めに治療を始めることで進行を抑え、発毛を目指すことができます。AGAの原因や症状、治療法について医師が分かりやすく解説します。


AGA(男性型脱毛症)とは?

「昔よりおでこが広くなった気がする」
「つむじが目立つようになった」
「抜け毛が増えてきた」

このようなお悩みはありませんか?

これらは**AGA(Androgenetic Alopecia:男性型脱毛症)**の初期症状かもしれません。

AGAは日本人男性に非常に多くみられる脱毛症で、放置すると少しずつ進行していくことが特徴です。一方で、早期に適切な治療を始めることで進行を抑え、発毛を促すことが期待できます。


AGAはなぜ起こるの?

AGAの主な原因は、男性ホルモンと遺伝的な体質です。

男性ホルモンの一種であるテストステロンは、「5αリダクターゼ」という酵素によって**DHT(ジヒドロテストステロン)**へ変換されます。

このDHTが毛根に作用すると、髪の成長期が短くなり、太く長く育つ前に抜けてしまいます。

その結果、

  • 髪が細くなる
  • 抜け毛が増える
  • ボリュームが減る

といった変化が現れます。


AGAは自然に治る?

残念ながら、AGAが自然に改善することはほとんどありません。

「まだ様子を見よう」
「育毛シャンプーだけで何とかしたい」

と思っている間にも、AGAはゆっくり進行していきます。

一度細くなった髪は時間が経つほど回復しにくくなるため、違和感を覚えた段階で相談することが大切です。


AGAの初期症状

AGAでは、次のような変化がよく見られます。

  • 生え際が後退してきた
  • M字部分が気になる
  • つむじが薄くなった
  • 抜け毛が増えた
  • 髪にハリやコシがなくなった
  • セットがしにくくなった

これらは年齢だけが原因とは限らず、AGAのサインである場合があります。


AGA治療は早めがおすすめ

AGAは早く治療を始めるほど、残っている毛髪を維持しやすいと考えられています。

治療では、現在ある髪を守りながら発毛を促すことで、将来的な薄毛の進行を抑えることを目指します。

「まだ大丈夫」と思っているうちに進行してしまうケースも少なくありません。

少しでも気になる場合は、早めの相談がおすすめです。


当院で行っているAGA治療

広島プルミエクリニックでは、一人ひとりの症状やご希望に合わせて治療をご提案しています。

主な治療は以下のとおりです。

  • フィナステリド・デュタステリド(内服)
  • ミノキシジル(内服・外用)
  • HARG療法(発毛注入治療)

症状や進行度に応じて、単独または組み合わせて治療を行います。


まとめ

AGAは進行性の脱毛症ですが、適切な治療によって進行を抑え、発毛を目指すことができます。

「最近髪が薄くなってきたかも」と感じたら、早めに医師へ相談することが大切です。

将来の髪を守るためにも、気になったそのタイミングが治療を始める良いきっかけになります。


よくある質問(FAQ)

Q. AGAは何歳から始まりますか?
20代から始まる方もいれば、30~40代で気付く方もいます。年齢にかかわらず発症する可能性があります。

Q. 市販の育毛剤でも改善しますか?
育毛剤は頭皮環境を整える目的の商品が多く、AGAの進行を抑える効果は限定的です。AGAが原因の場合は、医療機関での治療がおすすめです。

Q. AGAは完治しますか?
AGAは進行性のため、治療を継続することで進行を抑え、良い状態を維持することを目指します。


次回予告

第2回「AGAは治る?改善する?治療で期待できる効果とは」

治療を始めるとどれくらいで効果を実感できるのか、治療を続ける理由や経過について詳しく解説します。

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任