そもそも眼瞼下垂とは何か?
「まぶたが重い気がする」
「眠そうに見えると言われる」
「二重の幅が狭くなって(広くなって)きた」
このようなお悩みでご相談いただくことが増えています。
ですが、
“二重の変化=眼瞼下垂”ではありません。
まずは正しい理解からお伝えします。
■ 眼瞼下垂とは
眼瞼下垂とは、
上まぶたを持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋)の働きが低下し、黒目が十分に露出しない状態を指します。
診断では「MRD-1(黒目の中心から上まぶた縁までの距離)」を参考にしますが、
一般の方にとって大切なのは数値よりも症状です。
代表的な症状は以下です。
・まぶたが重い
・夕方になると目が疲れる
・おでこにシワが入りやすい
・肩こりや頭痛がある
・無意識に顎が上がる
これらは、まぶたを上げようとして額の筋肉で代償しているサインです。
■ 「眠そう」との違い
眠そうに見える原因は一つではありません。
・皮膚のたるみ
・眉の位置
・骨格(奥目傾向)
・二重幅の問題
これらが原因の場合、
必ずしも眼瞼下垂とは限りません。
そのため、
診察で「何が原因で開きが悪く見えているのか」を見極めることが大切です。
■ 二重手術との違い
二重手術は「上まぶたの皮膚を折り込み、ラインを作る手術」です。
一方で、眼瞼下垂手術は「開きを改善する手術」です。
ですので、二重幅を広げても根本的な目の開きは改善しません。
逆に、開きが改善すると
二重幅が自然に整うことがあります。
ここを混同してしまうと、
「思っていた結果と違う」と感じる原因になります。
■ 大切なのは“診断”
眼瞼下垂かどうか。
手術が必要かどうか。
切らない方法で十分かどうか。
これらは、
一律に決まるものではありません。
当院では、
構造を確認したうえで、
適切な治療法をご提案しています。
次回は、
「切らない眼瞼下垂はどこまで改善できるのか?」
について解説します。
記事監修
広島プルミエクリニック 副院長 延美緒
形成外科専門医
所属学会・専門医・認定医
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- ジュビダームビスタ 施注認定医
- ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
| 2011年 | 岡山大学医学部 医学科卒業 様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く |
|---|---|
| 2011年 | 国立病院機構 岩国医療センターにて研修 医学博士取得 |
| 2013年 | 同 岩国医療センター 医員 研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる |
| 2014年 | 岡山大学附属病院 形成外科 再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う |
| 2016年 | 岩国医療センター 形成外科 眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む |
| 2018年 | 日本形成外科学会 専門医 取得 |
| 2019年 | 日本美容皮膚科学会 会員 |
| 2019年 | 県内美容皮膚科 勤務 美容皮膚科の診療に積極的に取り組む |
| 2020年 | 広島プルミエクリニック 入職 形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ |
| 2024年 | 広島プルミエクリニック 副院長就任 |
