「女性の薄毛治療って、実際には何をするの?」
「塗り薬と飲み薬、どちらがいい?」
「HARG療法ってどんな治療?」
女性の薄毛治療には、いくつかの選択肢があります。
大切なのは、薄毛の原因や進行度、年齢、体調などに合わせて治療を選ぶことです。
今回は、当院で行っている女性の薄毛治療についてご紹介します。
女性の薄毛治療にはどんな方法がある?
女性の薄毛治療では、主に
- ミノキシジル外用
- ミノキシジル内服
- 毛髪に必要な栄養を補うサプリメント
- HARG療法
- ホームケア・生活習慣の見直し
などを、症状に合わせて組み合わせていきます。
「この治療をすれば全員に同じように髪が増える」というものではなく、その方に合った治療を継続していくことが重要です。
ミノキシジル外用
ミノキシジルは、薄毛治療で広く使用されている成分です。
頭皮に直接塗ることで、毛包に働きかけ、毛髪の成長を促すことを目的とした治療です。
こんな方におすすめ
- 分け目が広がってきた
- 頭頂部のボリュームが減ってきた
- 髪が細くなってきた
- まずは外用治療から始めたい
といった方に検討します。
注意点
使用開始後、一時的に抜け毛が増えたように感じることがあります。
また、
- 頭皮の赤み
- かゆみ
- かぶれ
などがみられることもあります。
頭皮の状態を確認しながら使用することが大切です。
ミノキシジル内服
ミノキシジルを内服する方法もあります。
外用薬だけでは十分な効果が得られない場合などに、患者さまの体調や既往歴を確認したうえで、適応を慎重に判断します。
ミノキシジル内服は、薄毛治療に対して国内で承認されている治療ではないため、使用する場合にはメリットだけでなく、リスクについても十分に理解していただく必要があります。
起こりうる副作用
- 多毛
- むくみ
- 動悸
- 血圧の変化
- 頭痛やめまい
などがみられることがあります。
そのため、
「飲めば簡単に髪が増える薬」ではありません。
医師の診察のもとで、適応を判断することが大切です。
毛髪に必要な栄養を補うサプリメント
女性の薄毛には、栄養状態が影響している場合もあります。
特に、
- 過度なダイエット
- 偏った食生活
- 鉄分不足
- たんぱく質不足
などがあると、健康な髪をつくるために必要な栄養が不足することがあります。
必要に応じて、毛髪の成長をサポートするためのサプリメントをご提案することもあります。
ただし、サプリメントだけですべてのFAGAが改善するわけではありません。
脱毛の原因を確認したうえで、補助的な治療として取り入れていきます。
HARG療法
HARG療法は、頭皮に薬剤を直接注入する毛髪治療です。
薄毛が気になる部分に施術を行い、発毛・育毛をサポートすることを目的としています。
こんな方に検討します
- 分け目や頭頂部の薄毛が気になる
- 外用薬だけでは物足りない
- 複数の治療を組み合わせたい
などの場合です。
治療は1回ですべてが完了するものではなく、状態に応じて複数回行うことがあります。
また、効果には個人差があります。
治療は組み合わせたほうがいい?
女性の薄毛は、一つの原因だけで起こっているとは限りません。
そのため、
ミノキシジル外用+ホームケア
ミノキシジル+サプリメント
外用治療+HARG療法
など、複数の方法を組み合わせることもあります。
ただし、治療をたくさん行えばよいというわけではありません。
年齢や薄毛の程度、体調、ご希望、治療を続けられるかどうかなどを考えながら、必要な治療を選択していきます。
妊娠・授乳中でも治療できる?
女性の薄毛治療では、妊娠・妊娠希望・授乳の有無が非常に重要です。
使用できない薬剤や、避けたほうがよい治療もあります。
そのため、妊娠中・授乳中の方や、今後妊娠を希望されている方は、必ず診察時にお伝えください。
産後の抜け毛については、多くの場合、時間の経過とともに自然に改善することもあります。
焦って治療を始めるのではなく、脱毛の原因や経過を見極めることが大切です。
自分にはどの治療が合う?
薄毛治療を調べていると、
「ミノキシジルがいい」
「HARGがいい」
「サプリを飲んだほうがいい」
など、さまざまな情報が出てきます。
しかし、治療法だけを先に決めるのではなく、
まずは薄毛の原因や状態を確認することが重要です。
例えば、貧血や甲状腺疾患、急激なダイエットなどが関係している場合には、薄毛治療だけでは十分ではないこともあります。
当院では一人ひとりに合わせて治療をご提案します
広島プルミエクリニックでは、
- 薄毛が始まった時期
- 抜け毛の程度
- 分け目や頭頂部の状態
- 年齢
- 既往歴
- 妊娠・授乳の有無
- これまでに行った治療
などを確認しながら治療方針を考えます。
薄毛治療は、短期間で結果だけを求めるのではなく、無理なく継続できる治療を選ぶことも大切です。
まとめ
女性の薄毛治療には、
- ミノキシジル外用
- ミノキシジル内服
- サプリメント
- HARG療法
- ホームケア
など、さまざまな選択肢があります。
大切なのは、
「どの治療が一番強いか」ではなく、「自分の薄毛の原因や状態に合っているか」
ということです。
「何から始めたらいいかわからない」
「自分にはどの治療が合っている?」
という方も、まずはお気軽にご相談ください。
一人ひとりの状態に合わせて、無理なく続けられる治療をご提案します。
よくある質問(FAQ)
Q. 塗り薬と飲み薬はどちらが効果的ですか?
薄毛の状態や体調によって異なります。
ミノキシジル外用から開始する場合もあれば、医師の判断でその他の治療を組み合わせることもあります。
Q. ミノキシジルはずっと使わないといけませんか?
FAGAは慢性的に進行することがあるため、治療を中止すると再び薄毛が進行する可能性があります。
髪の状態を確認しながら、治療内容を調整していきます。
Q. HARG療法だけでも効果がありますか?
効果には個人差があります。
薄毛の状態によっては、外用治療やホームケアなどを組み合わせることがあります。
Q. サプリだけでも髪は増えますか?
栄養不足が関係している場合には有用なことがありますが、FAGAそのものに対する治療の代わりになるとは限りません。
原因に応じた治療を行うことが大切です。
次回予告
第5回「女性の薄毛治療でミノキシジルは効果がある?外用薬・内服薬の違いと副作用を医師が解説」
女性の薄毛治療でよく使用されるミノキシジルについて、「塗るタイプと飲むタイプは何が違う?」「副作用は?」「いつから効果が出る?」といった疑問を詳しく解説します。
記事監修
広島プルミエクリニック 副院長 延美緒
形成外科専門医
所属学会・専門医・認定医
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- ジュビダームビスタ 施注認定医
- ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
| 2011年 | 岡山大学医学部 医学科卒業 様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く |
|---|---|
| 2011年 | 国立病院機構 岩国医療センターにて研修 医学博士取得 |
| 2013年 | 同 岩国医療センター 医員 研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる |
| 2014年 | 岡山大学附属病院 形成外科 再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う |
| 2016年 | 岩国医療センター 形成外科 眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む |
| 2018年 | 日本形成外科学会 専門医 取得 |
| 2019年 | 日本美容皮膚科学会 会員 |
| 2019年 | 県内美容皮膚科 勤務 美容皮膚科の診療に積極的に取り組む |
| 2020年 | 広島プルミエクリニック 入職 形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ |
| 2024年 | 広島プルミエクリニック 副院長就任 |
