第2回 美容外科のギモン解決シリーズ 裏ハムラと脱脂(クマ取り)はどっちがいい?

「クマ取りをしたいけれど、裏ハムラと脱脂(経結膜脱脂)の違いがよく分からない…」

カウンセリングでも、このご質問をいただくことがとても多くあります。

どちらも目の下のクマを改善する手術ですが、手術の目的や適応は異なります。

今回は、裏ハムラと脱脂の違い、それぞれがおすすめな方について解説します。


まず結論

「裏ハムラ」と「脱脂」は、どちらが優れているというものではありません。

大切なのは、

「あなたの目の下には、どちらが適しているか」

ということです。

目の下の状態によって、最適な治療法は変わります。


経結膜脱脂とは?

経結膜脱脂は、下まぶたの裏側から余分な眼窩脂肪を取り除く手術です。

目の下のふくらみの原因となる脂肪を切除することで、クマを改善します。

メリット

  • 手術時間が比較的短い
  • 傷跡が表に残らない
  • ダウンタイムが比較的短い

向いている方

  • 目の下のふくらみだけが気になる
  • くぼみが少ない
  • 比較的若い方

裏ハムラ法とは?

裏ハムラ法は、脂肪を取るのではなく、ふくらみの脂肪をくぼみへ移動させる手術です。

目の下の凹凸そのものを改善できるため、より自然な仕上がりを目指せます。

メリット

  • ふくらみとくぼみを同時に改善できる
  • 将来的なくぼみを予防しやすい
  • 自然な若返りが期待できる

向いている方

  • 目の下のふくらみがある
  • くぼみも気になる
  • 凹凸によるクマを改善したい

裏ハムラがおすすめなケース

以下のような方は、裏ハムラが適していることが多いです。

✅ 目の下のふくらみが大きい

✅ 涙袋の下がくぼんでいる

✅ 自然な若返りを希望している


脱脂がおすすめなケース

一方で、以下のような方は脱脂が適している場合があります。

✅ ふくらみだけが少し目立つ

✅ くぼみがほとんどない

✅ 比較的若年で皮膚のハリがある


「脱脂すると将来くぼむ」は本当?

「脱脂をすると将来くぼむ」と心配される方もいらっしゃいます。

実際には、すべての方がくぼむわけではありません。

しかし、もともとくぼみがある方や、元々の脂肪が多い方、脂肪を取りすぎた場合には、目の下がくぼんで見える可能性があります。

そのため、どのくらい脂肪があるのか、くぼみがどの程度あるのかを診察したうえで術式を選ぶことが重要です。


裏ハムラと脱脂、どちらを選ぶべき?

実際には、患者様ご自身で判断するのは難しいケースが少なくありません。

当院では、

  • 眼窩脂肪の突出
  • 目の下のくぼみ
  • 皮膚のたるみ
  • 年齢
  • 骨格

などを総合的に評価し、お一人おひとりに適した治療をご提案しています。

「SNSで見たから」「人気だから」ではなく、ご自身の目元に合った治療を選ぶことが、満足度の高い結果につながります。


まとめ

裏ハムラと脱脂は、どちらも目の下のクマ治療として優れた手術です。

しかし、大切なのは「どちらが人気か」ではなく、「どちらが自分に合っているか」です。

クマの原因は人それぞれ異なります。

気になる方は、ぜひ一度カウンセリングでご相談ください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

眉下切開法

本日は、眉下切開法の経過についてご報告いたします。

眉下切開法は、眉毛の下縁に沿って皮膚を切除・縫合する手術です。

・まぶたのたるみを取りたい

・まぶたの厚ぼったさをすっきりさせたい

・二重幅を広げたい

・二重幅の左右差をそろえたい

などご希望の方におすすめです。

皮膚切除の際に、眼輪筋を少量切除するため、目が開きやすくなる効果も期待できます。

また、ROOF(眼輪筋下脂肪)切除を併用することで、まぶたの厚ぼったさをさらに改善することもできます。

今回は、若年の女性で、まぶたのたるみを取りつつ、二重幅を広げる目的で手術を行いました。

術前
術直後
1週間後(抜糸直後)
1か月後
3か月後

3か月かけて、徐々に傷跡が目立たなくなり、まぶたがすっきりとしたのが分かるかと思います。

眉下切開法のデメリットとしては、

・眉下に傷跡が残る

・目頭側の皮膚を切除しにくい

など挙げられます。

傷跡に関しましては、形成外科的手技で傷跡をできるだけ目立たなくなるよう丁寧に縫合させていただきます。

目頭側のたるみに関しましては、目頭側のみ二重ライン上での埋没法、あるいは小範囲の皮膚切除などで二重幅を広げたり、たるみを解消することも可能です。

ご自身が眉下切開法の適応があるのか、また、他にお目元の若返りを図る方法がないのかなど、カウンセリングでじっくりご相談させていただきます。

ご興味のある方は、広島プルミエクリニックまでご相談くださいませ。

【眉下切開法のホームページはこちら】

施術名:眉下切開法
施術の説明:眉の下を切開し、余剰皮膚を切除する施術。
施術の副作用:

<頻度高>内出血・腫れ・むくみ・傷跡の赤み

<頻度少>若干の左右差・肥厚性瘢痕・二重ラインの変化

<頻度稀>疼痛・血腫・感染


施術の価格:178,000円~368,600円