クマが消えると、顔が変わる。目元印象を変える最新治療

「最近、疲れていないのに“疲れてみえる”と言われる」

「コンシーラーで隠しても、クマが浮いてしまう」

「しっかり寝てもクマが消えない」

そんなお悩みを抱えて、当院へご相談される方はとても多くいらっしゃいます。

目の下のクマは、年齢だけでなく、“構造的な原因”によって起こることが多く、セルフケアだけでは改善が難しい部分です。

 

一口に「クマ」といっても、実はいくつかのタイプがございます。

青クマ:血行不良によるもの。睡眠不足・冷え・疲労が影響

茶クマ:色素沈着が原因。こすりすぎや紫外線によるメラニン沈着。

黒クマ影クマとも呼ばれ、皮膚のたるみや脂肪のふくらみが原因。

とくに「黒クマ」は、脂肪(眼窩脂肪)の突出や皮膚のへこみ(リガメント:靭帯の引き込み)が関係しており、メイクで隠すのが難しいタイプです。

(若年者の方でも、生まれつきのtear troughのひきこみの強さのため、影クマのスジ感が存在しています。本症例では、外科的治療(経結膜的脱脂術)によりクマの改善がえられました)

 

 

軽度の黒クマや、脂肪のふくらみが目立たない方には、ヒアルロン酸注入(アラガンのボルベラ®・ボライト®や、NEAUVIAのフラックス®など)が効果的です。

へこんで影になっている部分にボリュームを補うことで、光の反射が整い、自然に明るい印象に変わります。

ヒアルロン酸注入のポイントは「入れすぎないこと」。

当院では解剖学的に安全な層に、必要最小限の量のヒアルロン酸を、細い針あるいはカニューレを用いて丁寧に注入していきます。

(ヒアルロン酸を目の下~頬へ、層をわけて注入しています。目の下のクマが改善した上にほほのボリュームも補われ、若返り効果がでていますね)

 

茶クマの場合は、メラニン対策が中心になります。

ピコレーザートーニング美白外用薬(ハイドロキノンやビタミンC、コウジ酸、トラネキサム酸、システアミン、アゼライン酸など)、ピーリング+イオン導入美白点滴(グルタチオン、高濃度ビタミンC)などを組み合わせて、肌のトーンを均一に整えます。同時に、摩擦を減らすスキンケア指導も行います。

(ピコレーザーではトーニング治療の他、スポット照射でしみを薄くしたり、フラクショナル照射で毛穴をひきしめお肌のハリをだすことも可能です。写真のスキンケアアイテムは、ガウディスキンのハイドロキノンクリアとゼオスキンのシーセラムです。この他、らうたげやバイオジューブ、アゼライン酸の入ったベーシックケアメタトロン、エムディアなど、お肌に合わせたスキンケアがご提案できるよう、アイテムを取り揃えております。)

 

 

ふくらみが強い場合や、皮膚のたるみが進んでいる場合は、外科的な治療(経結膜脱脂術、脂肪注入、ハムラ法、ミッドフェイスリフトなど)が有効です。

経結膜脱脂術(眼の下の切らないたるみとり)では、まぶたの裏側(結膜)からアプローチするため、表に傷は残らず、脂肪のバランス(突出)を整えて、ふくらみを目立たなくします。

さらに、脂肪注入を組み合わせることで、目の下のへこみを改善し、tear troughなどのスジ感を目立たなくさせることも可能です(ナノファット)。

(結膜から眼窩脂肪を取り除き、頬へ脂肪を注入しています。若々しいオッジィカーブが形成され、疲れた印象が改善しています。)

また、ハムラ法では、目の下の凹みの原因となるリガメントを眼窩縁の骨膜から剥離して眼窩脂肪を移動・固定することで、滑らかな下まぶたのラインを再形成します。

ハムラ法には裏ハムラ法と表ハムラ法がございますが、裏ハムラ法では結膜を切開するため皮膚に傷が残りません。表ハムラ法では、睫毛のきわを切開し、たるんだ目の下の余剰皮膚を切除し、ハリのある目元に整えることが可能です。根本的に目の下のクマを改善したい方に選ばれる方法です。

(表ハムラ法を施行しました。眼窩脂肪を凹みへ移動・固定させ、皮膚のたるみを切除することで、すっきりとした目の下へ変化しています。)

実際に治療を受けられた方の中には、

「疲れて見える印象がなくなって、朝のメイクが楽になった」

「オンライン会議で『明るくなったね』と言われた」

といった声を多くいただきます。

 

クマの原因は一人ひとりが異なり、治療法もオーダーメイドが基本です。

ヒアルロン酸・レーザー・外用・外科治療の中から、現在の状態とご希望に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

「どんな治療が自分に合っているかわからない」

という方も、まずはお気軽にご相談くださいませ。

あなたの“目元の印象”を変える第一歩を、私たちがサポートいたします。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

 

美しい二重は広島プルミエクリニック

こんにちは!

本日は、当院で行っている二重形成術(埋没法と切開法)について、

ご紹介いたします。

 

二重術は、ほぼ全ての美容(外科)クリニックで行われている施術ですが、

もちろん、「どこで施術を受けても同じ結果になる」わけではありません

 

まず埋没法ですが、こちらは

上まぶたに医療用の糸をかけ、自然な二重の食い込みを形成する手術です。

特徴として、

①ダウンタイム(腫れ・痛み・内出血などを生じる期間)が切開法に比べて短い

②二重の食い込みが自然でばれにくい 

当院のオリジナル術式 プルミエクロス法を行った患者様です。

切開法では、1週間ほどまぶたに糸がついていますが、

埋没法では糸はみえません。

食い込みも自然で、生まれつき二重のようですね。

 

③糸を外すことで、元の状態のまぶたに戻せる

(長期間、二重の癖が残っている場合は、糸を外しても元のお目元に戻らないことがあります)

④二重のデザインを変更(末広→平行など)したい場合に、糸をかけなおすだけで

 調整できるので、年齢による好みの変化にも対応できる

⑤ここをちょっと広げたい、といった微調整も可能!

元々末広二重の患者様です

Mix二重へデザインを変更しました

直後から自然なMix二重になっていますね

 

⑥皮膚切開、縫合がないため、初めての美容手術として挑戦しやすい

(保護者の同意・同伴があれば、未成年の方も多く手術を受けていらっしゃいます)

といった多くのメリットが存在します。

さらに、当院では、

⑦埋没法なのに切開法のように長持ち二重になる

という夢のような方法もございます。

美容大国 韓国の最新技術を取り入れた『自然癒着法』では

二重が安定して長持ちするという特徴を備えた術式になりますので、

・まぶたが厚くて、二重がすぐとれる

・埋没法だけど、できるだけ二重を長持ちさせたい

・何度も手術はしたくない

とお悩みの患者様にとてもおすすめの術式です。

ぱっちりとしたMix二重になりました!

 

⑧できるだけ腫れたくない

⑨糸へのアレルギー反応が不安、アレルギー体質である

という方には、クリスタルNEOダブル・クリスタルNEOトリプル

おすすめです。

こちらは、心臓血管外科で用いる人体への親和性の高い糸の中でも、

極細でありつつ、強度としなやかさを兼ね備えた糸を使用しており、

腫れに順応して糸がしなるので、

術後腫れづらく、自然な二重の食い込みを形成することができる

という特徴があります。

結婚式同窓会前などの、駆け込み美容にもとてもおすすめです。

クリスタルNEOダブル、クリスタルNEOトリプルは、

当院理事長のDr.Saigaが考案したオリジナル術式のため

当院でのみ施術が受けられます。

直後から腫れづらく、ばれづらく、

1か月たってもほぼ変わりないことがわかります。

 

また、やや専門的なご説明になりますが、

埋没法には、挙筋法瞼板法という分類もございます。

当院では基本的には挙筋法で手術を行っておりますが、

眼瞼下垂への影響が心配な方など、ご希望ございましたら、

瞼板法でのお手術も可能です。

挙筋法でも挙筋腱膜への侵襲・負担はほぼなく

 丁寧な手術操作を行っておりますので、

 基本的には眼瞼下垂症状がでることはございません。

お気軽にご相談くださいませ。

 

上記のようなメリットの多い埋没法ですが、唯一の欠点として、

時間経過(数か月~数年)とともに二重の食い込みが浅く、消失することがある

ということがあげられます。

先ほどご紹介した、自然癒着法よりも

より長持ちする二重をご希望の場合は、切開法がおすすめです。

切開法では、眼窩隔膜反転部もしくは、瞼板前組織、瞼板前組織反転部へ

ご希望の二重ラインの皮下を癒着させ二重を形成するため、

基本的に1度の手術で半永久的に二重が残り、

二重の形成方法が、生まれつき二重の方の自然な解剖構造と一致しているため、

開瞼・閉瞼に伴う動きも生まれつき二重のような仕上がりになります。

(加齢に伴う皮膚たるみや、皮膚の性状の変化に伴う二重幅の変化はございます)

また

・皮膚を切除する

・余分な脂肪を除去する

などの手術操作も可能なため

・上まぶたの厚みをすっきりしたい、薄くしたい

・上まぶたのたるみをとりたい

などのご希望も叶えることができます。

皮膚のたるみをとり、眼窩脂肪も除去することで

睫毛の生え際もぱっちりと見える、すっきりとした二重に仕上がりました。

丁寧な縫合で傷跡も目立ちません。

また、以前広い二重を作ったけど、今後狭い二重に修正したい!

というお悩みも治療可能です。

 

唯一のデメリットとしては、

腫れ・内出血などのダウンタイムが埋没法に比べ長い

ということがあげられます。

5日から1週間目の抜糸までの変化が一番大きいですが、

その後も3週間ほどかけて内出血がおちつき、

3か月ほどで浮腫みや傷の赤みが和らぐ、という経過をたどります。

眼鏡や前髪があると、カモフラージュしやすいですね!

 

埋没法・切開法いずれの術式においても、

術前に、理想の・なりたい二重のイメージを確かめながら、

おすすめの二重をご提案しております。

お目元のお悩みにつきましては、

お顔の解剖や機能に熟知した形成外科医からなる

広島プルミエクリニックへご相談くださいませ。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

『過剰脱脂』ご存じですか?

こんにちは!

本日は、クマ治療で広く行われている脱脂術(経結膜脱脂術)について

ご説明いたします。

脱脂術は、現在では、二重埋没法に並ぶほど一般的な術式となっている治療ですが、

眼球に近い手術操作で、視野が狭く重要な筋肉(下斜筋)太い血管

存在するため、埋没二重に比べて、

より解剖を理解した上で手術を行う必要があります。

 

その上で、目の下のクマに対する脱脂術の結果について評価していきます。

まず、脱脂術だけできれいになる(目の下の滑らかな凹凸・オージーカーブOgee Curveを形成できる )方はとても限られています。

上記症例のように

①ティアトラフtear troughが目立たない

②頬(中顔面)のボリュームがある

(目安は、横からお顔を見た時、眼球表面の高さより頬の高さが高いこと!

ポジティブベクターpositive vectorとも言います)

③目の下の皮膚のハリがある

④眼窩脂肪のボリューム(逸脱)が強くない

といった条件がそろっている方が、脱脂術が向いている(適応がある)方といえます。

ここで、タイトルの『過剰脱脂』についてですが、

以下の症例をご覧ください。

本症例では、

①tear troughからnasojugal grooveの出現

②中顔面ボリュームの減少

③皮膚のコラーゲン量の低下

④眼窩脂肪ボリュームがやや多い

といった所見をみとめます。

このような症例において、脱脂術のみを行うと、過剰脱脂と呼ばれるような

・目の下の強い凹み

・凹みによる影クマ

・伸展性を失った目の下の皮膚に生じたしわ

という結果を生じてしまいます。

 

もちろん、眼窩脂肪を必要量以上に除去することで過剰脱脂の状態に

陥るような技術的な要素起因する過剰脱脂もありますが、

適切な量の脱脂術であっても、本来の適応を外れた方が脱脂術を行うと

『過剰脱脂』に類似する結果になりうることをご理解ください。

ちなみに、本症例においては、脱脂術+目の下~頬(中顔面)の脂肪注入を行い

以下のように、若返り効果をえられております。

広島プルミエクリニックでは、お顔の解剖に熟知した形成外科医・専門医

お客様のご要望をお伺いした上で、メリット・デメリットをふまえつつ

適切な治療法をご提案しております。

お気軽にお問い合わせくださいませ。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任