第5回 男性の薄毛治療シリーズ HARG療法とは?発毛を促す注入治療の特徴・効果・治療の流れを医師が解説

「薬だけでは不安…」そんな方へ

AGA治療というと、フィナステリドやデュタステリド、ミノキシジルなどの内服薬・外用薬をイメージされる方が多いでしょう。

しかし近年では、頭皮へ直接有効成分を届ける「HARG療法」も選択肢の一つとなっています。

  • 内服薬だけでは物足りない
  • より積極的に発毛を目指したい
  • 薬を飲めない事情がある
  • 将来の薄毛を予防したい

このような方に検討されることが多い治療です。


HARG療法とは?

HARG療法(Hair Re-generative Therapy)は、発毛や育毛をサポートする成長因子などを頭皮へ直接注入する治療です。

髪の毛を作る毛包に直接アプローチすることで、毛髪が育ちやすい環境を整えます。

飲み薬や塗り薬とは異なり、有効成分を頭皮へ直接届けられることが特徴です。


HARG療法で期待できる効果

HARG療法では、次のような効果が期待できます。

  • 抜け毛の減少
  • 髪のハリ・コシの改善
  • 細い毛が太く育つサポート
  • 毛量・ボリューム感の改善
  • 発毛環境の改善

ただし、効果には個人差があり、進行度や治療内容によって異なります。


HARG療法はこんな方におすすめ

HARG療法は、次のような方におすすめです。

✅ AGAの初期〜中等度の方

✅ 内服薬・外用薬と組み合わせて治療したい方

✅ より積極的に発毛を目指したい方

✅ 将来的な薄毛の進行が心配な方

✅ 内服薬が使用できない、または副作用が心配な方

患者さまの状態を診察し、適応を判断したうえでご提案しています。


治療は何回くらい必要?

HARG療法は1回で完了する治療ではありません。

一般的には、

  • 約3~4週間ごと
  • 6回程度を1クール

として治療を行うことが多く、その後は状態に応じてメンテナンス治療を検討します。

多くの方は3~4か月頃から変化を感じ始め、6か月前後でさらに効果を実感されることがあります。


痛みやダウンタイムは?

頭皮へ細い針を使用して薬剤を注入するため、チクチクとした痛みを感じることがあります。

痛みが心配な方には、麻酔を使用できる場合もありますので、ご相談ください。

治療後は、

  • 軽い赤み
  • 点状の出血
  • 軽度の腫れ

がみられることがありますが、多くは数日以内に改善します。


HARG療法だけで十分?

HARG療法は発毛環境を整える治療ですが、AGAの原因となる男性ホルモンの働きを抑える治療ではありません。

そのため、多くの場合は

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル

などと組み合わせることで、より高い治療効果が期待できます。

患者さま一人ひとりの進行度やご希望に合わせて、最適な治療プランをご提案しています。


当院の薄毛治療

広島プルミエクリニックでは、

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル(内服・外用)
  • HARG療法

を組み合わせながら、患者さま一人ひとりに合わせたオーダーメイドの治療を行っています。

「まずは薬から始めたい」「できるだけ早く改善を目指したい」など、ご希望に応じて無理のない治療をご提案いたします。


まとめ

HARG療法は、頭皮へ直接有効成分を届ける発毛治療です。

内服薬や外用薬と組み合わせることで、より高い効果が期待できる場合があります。

「薬だけでは不安」「積極的に薄毛治療をしたい」という方は、一度ご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. HARG療法は何回くらい受ければ効果がありますか?

個人差はありますが、一般的には6回程度を1クールとして治療を行うことが多く、3~4か月頃から変化を感じる方が増えてきます。


Q. HARG療法は痛いですか?

注入時にチクチクとした刺激を感じることがありますが、我慢できる程度の方がほとんどです。痛みが心配な場合は、麻酔を使用できることもあります。


Q. HARG療法だけでAGAは改善しますか?

HARG療法は発毛をサポートする治療ですが、AGAの原因となる男性ホルモンの影響を抑える治療ではありません。そのため、多くの場合は内服薬や外用薬との併用が推奨されます。


次回予告

第7回「AGA治療は組み合わせが重要!内服・外用・HARG療法をどう選ぶ?」

AGA治療は一つの治療だけではなく、症状や進行度に合わせて組み合わせることが大切です。次回は、それぞれの治療の役割や最適な組み合わせについて詳しく解説します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

 

第4回 男性の薄毛治療シリーズ AGA治療薬の副作用は?フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの安全性を医師が解説

「AGA治療薬は副作用が怖い…」

AGA治療に興味はあるものの、

  • 「副作用が心配」
  • 「一度飲み始めるとやめられない?」
  • 「体に悪影響はないの?」

このような不安から治療をためらっている方も少なくありません。

どのような薬にも副作用の可能性はありますが、正しい知識を持ち、医師の管理のもとで適切に使用することが大切です。

今回は、AGA治療でよく使用される薬の副作用について解説します。


フィナステリド・デュタステリドの副作用

フィナステリドとデュタステリドは、AGAの原因となるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑え、抜け毛の進行を抑える薬です。

比較的安全性の高い薬ですが、副作用として以下のような症状が報告されています。

性機能に関する症状

  • 性欲の低下
  • 勃起機能の低下
  • 射精量の減少

いずれも頻度は高くありませんが、気になる症状があれば医師へ相談しましょう。


肝機能への影響

まれに肝機能へ影響を及ぼすことがあります。

肝疾患のある方や治療中の方は、診察時に必ずお申し出ください。


その他

  • 発疹
  • かゆみ
  • 乳房の違和感や圧痛

などがみられることがあります。


ミノキシジルの副作用

ミノキシジルは発毛を促す薬です。

内服薬と外用薬で副作用が異なります。


外用薬

主に塗布した部分に症状が出ることがあります。

  • 赤み
  • かゆみ
  • かぶれ
  • フケ

症状が続く場合は使用を中止し、医師へご相談ください。


内服薬

全身に作用するため、以下のような副作用が起こる可能性があります。

  • むくみ
  • 動悸
  • めまい
  • 血圧低下
  • 頭痛
  • 多毛(頭髪以外の毛が濃くなる)

これらの症状が現れた場合は、自己判断で続けず、早めに医師へご相談ください。


「初期脱毛」は副作用?

治療開始後に抜け毛が増える「初期脱毛」は、副作用と勘違いされることがあります。

しかし、これは新しい髪へ生え変わる過程でみられる反応と考えられており、多くは一時的です。

通常は数週間から2か月程度で落ち着くことが多く、その後に発毛を実感し始める方もいます。


治療中に気を付けること

AGA治療中は、

  • 用法・用量を守る
  • 自己判断で中止しない
  • 気になる症状は早めに相談する

ことが大切です。

また、他の病気で薬を服用している方や持病のある方は、診察時に必ず医師へお伝えください。


副作用が心配だからこそ、医療機関での治療を

インターネットではAGA治療薬を個人輸入できるサイトもありますが、品質や成分が保証されていない製品もあり、安全性の面で注意が必要です。

医療機関では、

  • 医師による診察
  • 症状に合わせた薬の選択
  • 副作用への対応
  • 治療効果の確認

を行いながら治療を進めることができます。

安心して治療を続けるためにも、医療機関で相談することをおすすめします。


まとめ

AGA治療薬は、正しく使用すれば多くの方が継続できる治療です。

副作用には個人差がありますが、必要以上に怖がるのではなく、正しい知識を持ち、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。

「副作用が心配で一歩踏み出せない」という方も、まずはお気軽にご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. AGA治療薬は妊活中でも服用できますか?

男性がフィナステリドやデュタステリドを服用していても、一般的にはパートナーへの影響は極めて少ないとされています。ただし、妊活中で心配な方は医師へご相談ください。


Q. 健康診断で異常が出ることはありますか?

まれに肝機能へ影響することがあります。健康診断で異常を指摘された場合は、AGA治療薬を服用していることを医師へお伝えください。


Q. 副作用が出たら治療は続けられませんか?

症状によっては薬の変更や減量などで対応できる場合があります。自己判断で中止せず、まずはご相談ください。


次回予告

第6回「HARG療法とは?注射で行う発毛治療の特徴・効果・治療の流れを医師が解説」

内服薬や外用薬だけではない、新しい選択肢であるHARG療法について、治療の仕組みや期待できる効果、治療回数まで詳しくご紹介します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

 

第3回 男性の薄毛治療シリーズ ミノキシジルとは?内服薬と外用薬の違い・効果・副作用を医師が解説

「ミノキシジルってどんな薬?」

AGA(男性型脱毛症)の治療について調べると、必ずと言っていいほど目にするのが「ミノキシジル」です。

「飲み薬と塗り薬、どちらがいいの?」
「本当に髪は生えるの?」
「副作用は大丈夫?」

このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は、AGA治療の中心となるミノキシジルについて、内服薬・外用薬の違いや特徴を解説します。


ミノキシジルとは?

ミノキシジルは、発毛を促す作用が期待できる薬です。

もともとは高血圧の治療薬として開発されましたが、服用した患者さんに発毛がみられたことから、現在ではAGA治療にも広く用いられています。

ミノキシジルには、

  • 毛根への血流を改善する
  • 毛母細胞の働きを活性化する
  • 髪の成長期を延ばす

といった作用があると考えられています。

その結果、細く短くなっていた髪が太く育ち、ボリュームアップが期待できます。


内服薬と外用薬の違い

ミノキシジルには、内服薬(飲み薬)と外用薬(塗り薬)があります。

ミノキシジル内服

内服薬は、血流に乗って全身から毛根へ作用するため、より高い発毛効果が期待されることがあります。

当院でも、症状やご希望に応じて治療の選択肢の一つとしてご提案しています。

ただし、内服薬は医師の管理のもとで使用し、副作用にも注意しながら経過を確認していきます。


ミノキシジル外用

外用薬は、頭皮へ直接塗布する治療です。

気になる部分へ集中的に使用できるため、比較的始めやすい治療方法です。

内服薬が難しい方や、副作用のリスクをできるだけ抑えたい方にも選ばれています。


どちらがおすすめ?

どちらが適しているかは、AGAの進行度や生活スタイル、持病などによって異なります。

例えば、

内服薬が向いている方

  • 発毛効果をしっかり期待したい
  • AGAが進行している
  • 広範囲の薄毛が気になる

外用薬が向いている方

  • 初めてAGA治療を受ける
  • 気になる部分が限られている
  • まずは塗り薬から始めたい

当院では診察のうえ、一人ひとりに合った治療をご提案しています。


効果はいつから?

ミノキシジルはすぐに効果が現れる薬ではありません。

一般的には、

  • 約3か月:抜け毛の減少を感じ始める方がいる
  • 約6か月:髪にハリ・コシが出てくる
  • 6〜12か月:発毛やボリュームアップを実感する方が多い

といわれています。

途中で自己判断で中止してしまうと十分な効果が得られないこともあるため、継続が大切です。


初期脱毛とは?

治療開始後、一時的に抜け毛が増える「初期脱毛」がみられることがあります。

これは古い毛が抜け、新しい毛へ生え変わる過程で起こることがあり、多くの場合は一過性です。

症状が気になる場合は、自己判断で中止せず、医師へご相談ください。


ミノキシジルの副作用

どの薬にも副作用の可能性があります。

外用薬

  • 頭皮のかゆみ
  • 赤み
  • かぶれ

内服薬

  • むくみ
  • 動悸
  • 血圧低下
  • 多毛(頭髪以外の毛が濃くなること)

副作用が心配な方も多いと思いますが、医師の診察を受けながら適切に使用することが重要です。


AGA治療は組み合わせが重要

ミノキシジルは「髪を育てる治療」です。

一方で、AGAの進行を抑えるには、原因となる男性ホルモンの働きを抑える治療も重要です。

そのため、

  • フィナステリド
  • デュタステリド
  • ミノキシジル
  • HARG療法

などを組み合わせることで、より高い治療効果が期待できる場合があります。


まとめ

ミノキシジルは、AGA治療において発毛を促す重要な治療薬です。

内服薬と外用薬にはそれぞれ特徴があり、患者さまの症状やご希望に合わせて選択することが大切です。

「どちらが自分に合っているのか分からない」という方は、ぜひ一度ご相談ください。


よくある質問(FAQ)

Q. ミノキシジルだけでAGAは治療できますか?

ミノキシジルは発毛を促す薬ですが、AGAの進行を抑える作用はありません。そのため、フィナステリドやデュタステリドなどと併用することで、より効果が期待できる場合があります。


Q. ミノキシジルはずっと続ける必要がありますか?

効果を維持するためには継続が基本です。治療内容は経過に応じて医師と相談しながら調整していきます。


Q. 市販のミノキシジルでも効果はありますか?

市販薬にもミノキシジルを含む製品がありますが、濃度や使用方法に違いがあります。症状に応じて医療機関で適切な治療を受けることをおすすめします。


次回予告

第5回「AGA治療薬の副作用は?フィナステリド・デュタステリド・ミノキシジルの安全性を医師が解説」

副作用が心配で治療をためらっている方へ。よくある副作用や注意点、正しく治療を続けるためのポイントを詳しくご紹介します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任