アラガン主催の注入セミナー in 広島プルミエクリニック

こんにちは!

今日は、先日、10月13日(月)に、当院で開催された

「下眼瞼注入セミナー」(アラガン社主催)についてご報告いたします。


アラガン社(Allergan Aesthetics)は、世界100ヵ国以上で美容医療製品を展開しているグローバル企業であり、ボトックス製剤(ボトックスビスタ®)やヒアルロン酸製剤(ジュビダームビスタ®シリーズ)など、当院でも日常的に使用している注入製剤を開発・製造しているメーカーです。

これらの製剤は世界的な安全性データと豊富な臨床実績に基づいており、自然で美しい仕上がりを重視する当院の治療方針とも非常に親和性があります。今回は、下眼瞼のクマ治療をテーマに、理論・解剖・実技の3方向から深く学ぶ機会となりました。

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セミナー講師は3名のドクター。
當山拓也先生(當山美容形成外科)佐藤亜美子先生(プリマクリニック)
そして当院院長・理事長の雑賀知歩が登壇しました。

(写真右:佐藤先生、中央:當山先生、左:雑賀先生)

まずは3名のドクターによるスライド講義からスタート。
当院院長をはじめ、各ドクターがそれぞれの立場から、

  • 注入の考え方

  • デザインの理論

  • 手術時に見える実際の解剖構造

について詳しく解説しました。

(當山拓也先生の講義風景。中顔面の構造を理解した上での注入デザインについて、
安全かつ再現性の高い注入技術の理論を中心にご講演いただきました。)

(佐藤亜美子先生の講義風景。実際の臨床現場での注入ポイントや仕上がりの印象差について、豊富な症例経験をもとに、実践的なアプローチを紹介いただきました。)

(雑賀院長からは、手術時に見える解剖構造や靭帯の位置関係をふまえ、
注入デザインをどのように術者目線で考えるかの解説をいただきました。)

注入治療や手術を日常的に行う医師ならではの視点で、
「どの層に、どの方向で、どのように注入すべきか」という観点から、
さらに中顔面を含めた解剖構造の理解

そしてお顔全体のバランスを捉えながら若返り効果を最大化する考え方について、
深い議論と理解を共有する時間となりました。

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続いて、當山拓也先生による下眼瞼のクマに対するヒアルロン酸注入の実演が行われました。

まずはモデル患者さんの下眼瞼から中顔面の状態評価が行われ、
皮膚の厚みやボリュームロス、そして注意すべき血管の走行などについて丁寧な解説がありました。

続いて、実際の症例を通じてMD Codes®に基づいた注入が実演され、
層の選択、針の角度、注入量のコントロールなど、
細やかな手技を確認しながら、参加者全員が真剣に見学・ディスカッションを重ねました。

ナチュラルで若返り効果の高い注入法であることはもちろん、
内出血がほとんど見られない非常に安全で美しい仕上がりが印象的でした。

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実技の終了後には、講義全体を通じて活発なディスカッションが行われました。
日常診療での課題や、より自然な仕上がりを目指すためのアプローチについて、
各ドクターが臨床経験をもとに意見を交換し、実りある時間となりました。

(講師の先生方それぞれが、とても和やかで良い表情をされており、
セミナー当日の充実した雰囲気が伝わってきます。)

今回のセミナーを通じて、安全で効果的な注入治療のための基礎と応用を再確認できました。
今後も、患者さまにより高い満足をお届けできるよう、スタッフ一同研鑽を重ねてまいります。

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

日本美容外科学会(JSAPS)2025に参加してきました!

こんにちは!

先日、東京の虎ノ門ヒルズフォーラムで開催された日本美容外科学会(JSAPS)2025に参加してきました。

この学会は形成外科専門医を中心とした美容外科学会のため、主に大学病院や市中病院で形成外科診療・手術を多く行っていらっしゃる先生方も参加される学術集会となります。

参加するたびに、最新の治療法や研究成果に触れることができ、とても刺激的で有意義な時間を過ごすことができるため、基本的には当院では毎年参加しております。

雑賀院長(写真中央)、竹内先生(写真左)、延(写真右)

学会中は、眼瞼セッションや鼻セッション、注入セッションなど、聞きたいセッションが同じ時間帯に開催されるため、Dr.が分かれて聴講し、あとで知識を共有することもよくあります。

私が参加したセッションは、鼻、豊胸、下眼瞼、注入系のセッションです。

①鼻

貴族プロテーゼに関する発表や、鼻中隔延長・コルメラストラットに伴う鼻翼軟骨延長術などの発表が印象的ですた。

当院でもこれまで貴族プロテーゼを行っておりましたが、学会場での企業展示にて、プロテーゼのサイズ見本を雑賀院長に購入していただいたので🙌、これからは、見本をご覧いただきながら、サイズの確認ができるようになりました!

鼻翼軟骨延長術では、鼻中隔延長のような固まった、動きのない鼻先にならずに、鼻先を高くすることができる、というメリットがございます。当院でも施行可能ですので、ご興味にある方はぜひご相談ください。

②豊胸

過去にアクアフィリングを注入された患者様に対し、インプラントへの入れ替えを行った症例の報告や、アクアフィリングに伴う合併症への注意喚起などありました。当院ではアクアフィリングの取り扱いはございませんが、他クリニックでアクアフィリングを注入し感染した症例や、アクアフィリングが移動してしまい、除去した症例の経験はございますので、講演内容を深く理解することができました。

また、インプラントの挿入レイヤーに関する報告や、ドレーン留置の是非など、今後の治療の再考に役立つ知識がえられました。

③下眼瞼

目の下のクマに対する治療についての講演が多くみられました。術式としては、当院でも行っているハムラ法(表ハムラ、裏ハムラ)や、脱脂術+脂肪注入(コンデンスリッチ、マイクロファット、ナノファット)などです。内容としては、術後のtear troughのわずかな溝をより平坦にする工夫や、色調の改善に関する方法など、普段当院でも議論になるピットフォールに関するものが多いと感じました。

また、僭越ながら私も講演を行う機会をいただきました。

雑賀院長の着想からヒントをいただき、自由が丘クリニック 大慈弥裕之先生や雑賀院長のご指導のもと、大慈弥先生が開発した『眉毛・眼瞼位置計測ソフト』を使用した統計解析の発表です。

今回発表するにあたり、様々な論文を読み、症例を深く見直すことができ、下眼瞼治療をブラッシュアップさせることができました。

今後、論文投稿も行いますでの、機会がありましたらご一読いただけますと幸いです。

座長の朝日林太郎先生(写真右端)、同じセッションでご講演された石川昴央先生(写真中央左)、雑賀知歩院長(写真左端)方とご一緒に、講演終了時に記念撮影をさせていただきました。

④注入系

当院でも採用しているNEAUVIA(ニューヴィア)の発表がとても勉強になりました。

↑こちらは、NEAUVIAシリーズのうち、スティミュレートという、架橋HA+CaHAの製剤となります。

少し専門的なお話になりますが、NEAUVIAはPEG架橋で作られているため、BDDE架橋で作られているHA製剤に比べて異物反応や細胞毒性が少なく、アレルギー症状がとてもでにくい(企業報告ではアレルギーが出現した報告はないそうです)HA製剤です。

ですので、当院でもこれまで慎重に治療・対応させていただいた自己免疫疾患(橋本病、SLEなど)をお持ちの患者さまであっても、比較的安全に注入治療ができるようになりました。

また、吸水性を抑えて、過度な膨らみ・むくみを抑える作用もございますので、これまでのHA製剤に比べて1か所あたりの注入量が少量ですみ、効果持続時間も長い傾向にあります。

さらに、CaHA(『カハ』、と呼びます)を含むスティミュレートハイドロデラックスにおいては、肌育要素もございますので、表皮の再生・保湿力向上といった肌質改善を行う作用もプラスされております。

詳しくは、雑賀院長のインスタグラム(@premier_suppinchan)にも投稿がございますので、ぜひご覧ください。

その他には、JSAPSと同時開催された、メソセラピー研究会にも参加してまいりました。

こちらも少し専門的な話になりますが、メソセラピーは皮膚のバイオテンセグリティー(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸が適切に存在することで、皮膚は“張力を保ちつつ柔軟”という理想的な状態となる)を改善し、ハリと柔軟性を回復させる、という概念のもと行われる治療です。

日本ではあまり聞き慣れない治療法かもしれませんが、世界的に広く行われており、特にヨーロッパ(フランスやドイツ)や韓国、中南米やトルコなど中東の国々で以前より普及している治療となります。肌育注射もメソセラピーの概念の一部に位置づけられます。

当院では、いち早くメソセラピーの有効性に着目している雑賀院長の指導のもと、メソセラピー治療にも注力しつつ、トータルでの美容医療、アンチエイジングを行ってまいります。

以上、お伝えしたい知見が盛りだくさんとなってしまいましたが、今回学会に参加することで、最新の知識を学ぶだけでなく、診療・治療のヒントをたくさん得られました。これから、これらの知見を診療に活かしていくことが楽しみです。読者の皆様にも、医療の進化を少しでも感じていただけますと幸いです。

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任