豊胸バック除去とカプセル除去

豊胸バックには、シリコンバックや生理食塩水バックなど様々な種類があります。

医療の進歩とともに、豊胸バックの素材や質に改良が加えられ

破損や変形をきたすことなく

より柔らかく、自然なお胸を維持することができるようになりました。

 

ただ、それでも現在流通している豊胸バックは生体に対しては異物であるため

バックの周りにはカプセル(被膜)が形成されます。

 

ここに、二つ袋状のものを並べてみました。

 

どちらが豊胸バックでしょうか?

もしくは、どちらも豊胸バックでしょうか?

 

写真むかって右が豊胸バック(生理食塩水)で

左はカプセルです

 

カプセルが豊胸バックかと見誤るほど、しっかりした袋を形成しています。

 

カプセルはご自身の身体の組織から成りますので

お胸に残しても基本的には問題ありませんし、

一部吸収されることとなります。

 

ただし、写真のように石灰化(カルシウム成分の沈着)などをきたしていると

お胸にしこりが残り続けることもあります。

 

手術手技としては

豊胸バックのみを取り出すほうが、豊胸バック+カプセル除去に比べて

皮膚の切開が短く、術中の出血も少なく

術後のダウンタイムや合併症のリスクを抑えることができます。

 

カプセルを除去するか、お胸に残すかは

カプセルの状態(厚さ・硬さ・拘縮の有無など)を診察し

患者様とご相談した上で決めております。

 

 

豊胸バックは、痩せている方や大きめのお胸にしたい方には良い手段ですが

バック以外にも、お胸を大きくする方法はあります

メリット・デメリットをご理解いただいた上で、

治療に臨んでいただければと思います。

 

監修医師:延美緒

 

保険で行うワキガ(腋臭症)の治療

広島プルミエクリニックは、美容クリニックではありますが

自費の美容治療だけでなく保険の手術も行っています。

皮膚腫瘍切除や眼瞼下垂手術、陥没乳頭などなど

 

その中で、今日はワキガ(腋臭症)治療について

汗腺には2種類あります。

アポクリン汗腺とエクリン汗腺です。

エクリン汗腺は全身にありますが、アポクリン汗腺はワキの他特定の部位にあり

このアポクリン汗腺からの汗(脂質やタンパク質を含む分泌物)が

皮膚の常在菌に分解されることで、ワキガ特有の臭いを発生することとなります。

 

当院では、問診(病歴や家族歴、耳垢の性状など)の他、ガーゼテストの結果

などから腋臭症と診断した場合、保険適応での手術を行います。

 

手術は日帰りですが、自宅でも入院に準じた安静が重要です。

家事やお仕事、運転なども控えていただきます。

ワキに傷跡や色素沈着も残ります(年月と共に目立たなくなりますが、、)。

手術なので、血腫や感染などの合併症を生じるリスクもあります。

 

さまざまメリット・デメリットありますが、

保険診療を行う病院と同水準+α の結果を目指して治療を行っています。

 

今日もお読みいただきありがとうございます。

腋臭症治療には手術以外にも臭いを抑える方法がありますので

お悩みの方は一度ご相談ください。

 

監修医師:延美緒

 

 

ゼオスキンって結局どれを使えばよいの??

こんにちは~

広島プルミエクリニック院長の雑賀です。

久しぶりにこちらのブログにも書き込みをしていこうと思います。

手術のことに関しては延先生が定期的に書いてくださっているので私は美容皮膚科的なことを中心に書いていこうと思います。

今回は当院で取り扱っているお化粧品のご紹介です。

実は私は『ゼオスキン』の10年以上の愛用者です。

ゼオスキンも時代の流れとともにかなり変化してきています。元もとゼオスキンは『オバジニューダームシステム』というのから始まっています。

現在のゼオスキンとパッケージはすこし違い、ザ!!ボトル!!みたいな感じでしたがゼオスキンという名前に変わり少しずつボトルがおしゃれになってきました。また、ラインナップもかなり増えました。となると、少しわかりにくくなりゼオスキン結局どれがいいのかい??ってなことになりますね。

そんなゼオスキン初心者の方にお勧めなのが

2025年2月25日に発売した、

『デイリースキンケアプログラム』 ¥19800(税込)

通常1個ずつ購入するより¥3000もお得

まずはゼオスキンの基本となるお肌の基礎作りである

STEPⅠ:GSR

(Getting Skin Ready お肌が整いやすいように準備していきます)とよばれています

まずはゼオスキンの3種類ある洗顔の中でも幅広肌質に使用可能な

ジェル状のジェントルクレンザーでお肌を洗浄していきます。

その後、定番の

バランサートナーにてお肌のPHバランスを整えます。

要はお肌がアルカリ性に傾いているとバリア機能が低下し、紫外線や摩擦などの刺激に弱くなってしまうため、弱酸性(ビオレみたいですね)に保っておく必要あるのです。そのため、バランサートナーにはグリコール酸が配合されています。これが意外とセラピューティック中とかはピリピリするのですが、慣れてくるとそれはそれでスッキリ感があります。ほかにも肌の潤いや肌荒れを防ぐためのパンテノールヤ保湿効果の高いヒアルロン酸Na、肌を引き締めてくれるハマメリエキスが配合されています。

皮脂や汚れや角質が気になる方は超微粒子マグネシウム・クリスタル配合の

エクスフォリエーティングポリッシュにて

皮脂や角質を均一に取り除き柔らかく滑らかな肌にします。

ただこちらは肌状態によっては週1回~2回程度の使用が良い場合もあります。

そして

STEPⅡ:次世代型デイリーディフェンス(デイリーPD)を使用します。

こちらにはゼオスキンオリジナルの複合成分であるZO-RRSZPOYRが配合。

ZO-RRS(ニガハッカ・エーデルワイス由来の植物幹細胞成分配合)とは抗酸化作用のある植物幹細胞由来の成分が配合されており、赤みや炎症を軽減してくれます。そして、もう一つのZPORYには4つの植物由来の多糖類抽出成分(ラミナリアディギタータエキス・ウチワサボテン幹細胞抽出物・シゾラフェィン(マッシュルーム)・ガラクトアラビナンが配合されており、早期老化につながる炎症を鎮めてくれるので赤みのある肌の方にはお勧めです。

そして、守りのビタミンといわれるパルミチン酸レチノールが配合されています。守りだけあってお肌に貯蓄させていくことで、色むらを整え、肌を明るいトーンへと導きます。

その他、酢酸トコフェロール(血行を良くして肌荒れを防ぎ、抗酸化作用でお肌を酸化から守ってくれる)や、ミクロコッカス溶解液(紫外線からの肌の損傷回復を促す)

シロイヌナズナエキス(整肌効果)(老化に伴う肌の損傷抑制をサポート)

サフラワー油・バーム油(バリア機能をサポート)も配合されています。

私はこのデイリーPDの使用感が割と好きで10年以上も愛用しています。ということでゼオスキンをまだ試されていない方はボトルもいつもより小さいサイズになっていて使いやすいので是非お試しください。

ちなみに愛用者の私もこちらは旅行にめちゃくちゃ便利なので発売後すぐに購入しました~。

記事:広島プルミエクリニック 医師 雑賀知歩