「ヒアルロン酸を繰り返しているのに、なんだか若返らない」
「糸リフトを受けても数か月で元に戻った気がする」
「ほうれい線やゴルゴラインが年々深くなっている」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
ヒアルロン酸や糸リフトは非常に優れた治療ですが、すべてのたるみに対応できるわけではありません。
特に中顔面(目の下から口元まで)のたるみが進行した場合には、組織そのものを本来の位置へ戻す治療が必要になることがあります。
そこで選択肢となるのが 「ミッドフェイスリフト」 です。
今回は、中顔面若返り治療の中でも根本治療といえるミッドフェイスリフトについて解説します。
ミッドフェイスリフトとは?
ミッドフェイスリフトとは、
下垂した中顔面組織を引き上げ、本来あった若々しい位置へ戻す手術です。
単に皮膚を引っ張るのではなく、
- 頬の脂肪
- SMAS
- リガメント周囲組織
を適切に再配置することで、自然な若返りを目指します。
中顔面とはどこ?
中顔面とは、
- 下まぶた
- 頬
- ゴルゴライン
- ほうれい線周囲
を含むエリアです。
実は顔の老化は、この中顔面から始まることが多いとされています。
中顔面が老化すると起こる変化
・頬の位置が下がる
若い頃は頬のトップが高く、立体感があります。
しかし加齢によって頬の脂肪が下垂すると、
顔全体が平坦に見えるようになります。
・ゴルゴラインが目立つ
目の下から頬へかけて深い影ができ、
疲れた印象になります。
・ほうれい線が深くなる
下垂した組織が鼻翼基部へ集まり、
ほうれい線が強調されます。
・マリオネットラインが出現する
さらに進行すると口角周囲にもたるみが生じます。
なぜヒアルロン酸だけでは改善しないの?
ヒアルロン酸は失われたボリュームを補う治療です。
そのため、
軽度〜中等度のエイジングには非常に有効です。
しかし、
組織そのものが下垂している場合、
ヒアルロン酸を追加し続けると、
- 顔が大きく見える
- 重たい印象になる
- 不自然な膨らみになる
ことがあります。
なぜ糸リフトだけでは改善しないの?
糸リフトは下垂した組織を引き上げる治療です。
しかし、
- 重度のたるみ
- 靭帯による固定
- 皮膚余剰
が強い場合には限界があります。
また効果の持続にも個人差があります。
ミッドフェイスリフトが得意なこと
ゴルゴラインの改善
ゴルゴラインは中顔面下垂の代表的なサインです。
ミッドフェイスリフトによって、
頬の位置そのものを持ち上げるため、
自然な改善が期待できます。
ほうれい線の改善
原因となる頬の下垂を改善することで、
ほうれい線を浅くします。
頬の位置を若い頃に近づける
最大の特徴は、
若い頃の頬の高さを取り戻せることです。
単なるシワ改善ではなく、
顔全体の印象を若返らせることができます。
どんな方に向いている?
・40代後半〜60代
中顔面下垂が進行している方
・糸リフトを繰り返している方
十分な改善が得られなくなった方
・ヒアルロン酸を何度も追加している方
ボリューム補填だけでは限界を感じている方
・根本的な若返りを希望する方
その場しのぎではなく、
長期的な改善を希望する方
ミッドフェイスリフトのメリット
✓ 中顔面を根本的に改善できる
✓ ゴルゴラインに高い効果が期待できる
✓ 頬の位置が若返る
✓ 自然な変化が得られる
✓ ヒアルロン酸依存から卒業できる場合がある
デメリット・注意点
✓ 手術であるためダウンタイムがある
✓ 腫れや内出血が生じる
✓ 糸リフトより侵襲が大きい
✓ 適切な解剖学的知識が必要
そのため経験豊富な形成外科専門医による診察と治療が重要です。
当院の考える中顔面若返り
当院では、
「まずヒアルロン酸」
「とりあえず糸リフト」
という考え方ではなく、
患者様の老化の原因を診断することを重視しています。
例えば、
- ボリュームロス主体ならヒアルロン酸
- 軽度下垂なら糸リフト
- 重度下垂ならミッドフェイスリフト
というように、状態に応じて治療法をご提案しています。
まとめ
ミッドフェイスリフトは、
ヒアルロン酸や糸リフトでは改善が難しい中顔面のたるみに対する根本治療です。
特に、
- ゴルゴライン
- ほうれい線
- 頬の下垂
でお悩みの方には非常に有効な選択肢となります。
若返り治療で大切なのは、
「どの治療が流行っているか」ではなく、「自分の老化の原因に合った治療を選ぶこと」です。
ほうれい線やゴルゴラインでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
形成外科専門医が、お顔全体のバランスを診察し、最適な中顔面若返り治療をご提案いたします。
次回予告
第6回
「あなたのほうれい線にはどの治療が向いている?ヒアルロン酸・糸リフト・ミッドフェイスリフト徹底比較」
年代別・症状別に最適な治療法をわかりやすく解説します。
記事監修
広島プルミエクリニック 副院長 延美緒
形成外科専門医
所属学会・専門医・認定医
- 日本形成外科学会 専門医
- 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
- 日本美容皮膚科学会 会員
- ジュビダームビスタ 施注認定医
- ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
| 2011年 | 岡山大学医学部 医学科卒業 様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く |
|---|---|
| 2011年 | 国立病院機構 岩国医療センターにて研修 医学博士取得 |
| 2013年 | 同 岩国医療センター 医員 研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる |
| 2014年 | 岡山大学附属病院 形成外科 再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う |
| 2016年 | 岩国医療センター 形成外科 眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む |
| 2018年 | 日本形成外科学会 専門医 取得 |
| 2019年 | 日本美容皮膚科学会 会員 |
| 2019年 | 県内美容皮膚科 勤務 美容皮膚科の診療に積極的に取り組む |
| 2020年 | 広島プルミエクリニック 入職 形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ |
| 2024年 | 広島プルミエクリニック 副院長就任 |
