【眼瞼下垂シリーズ①】眼瞼下垂とは何か?基礎からわかりやすく解説

そもそも眼瞼下垂とは何か?

「まぶたが重い気がする」
「眠そうに見えると言われる」
「二重の幅が狭くなって(広くなって)きた」

このようなお悩みでご相談いただくことが増えています。

ですが、
“二重の変化=眼瞼下垂”ではありません。

まずは正しい理解からお伝えします。


■ 眼瞼下垂とは

眼瞼下垂とは、
上まぶたを持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋)の働きが低下し、黒目が十分に露出しない状態を指します。

診断では「MRD-1(黒目の中心から上まぶた縁までの距離)」を参考にしますが、
一般の方にとって大切なのは数値よりも症状です。

代表的な症状は以下です。

・まぶたが重い
・夕方になると目が疲れる
・おでこにシワが入りやすい
・肩こりや頭痛がある
・無意識に顎が上がる

これらは、まぶたを上げようとして額の筋肉で代償しているサインです。


■ 「眠そう」との違い

眠そうに見える原因は一つではありません。

・皮膚のたるみ
・眉の位置
・骨格(奥目傾向)
・二重幅の問題

これらが原因の場合、
必ずしも眼瞼下垂とは限りません。

そのため、
診察で「何が原因で開きが悪く見えているのか」を見極めることが大切です。


■ 二重手術との違い

二重手術は「上まぶたの皮膚を折り込み、ラインを作る手術」です。
一方で、眼瞼下垂手術は「開きを改善する手術」です。

ですので、二重幅を広げても根本的な目の開きは改善しません。

逆に、開きが改善すると
二重幅が自然に整うことがあります。

ここを混同してしまうと、
「思っていた結果と違う」と感じる原因になります。


■ 大切なのは“診断”

眼瞼下垂かどうか。
手術が必要かどうか。
切らない方法で十分かどうか。

これらは、
一律に決まるものではありません。

当院では、
構造を確認したうえで、
適切な治療法をご提案しています。

次回は、
「切らない眼瞼下垂はどこまで改善できるのか?」
について解説します。

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

【豊胸】インプラント抜去を考えるのはどんなとき?

豊胸インプラントを入れてから時間が経ち、
「このまま入れ続けていいのか」
「抜去という選択もありますか?」
と相談されることがあります。

インプラント抜去は、
特別なことでも、失敗でもありません。


結論:インプラント抜去は「前向きな選択肢」の一つ

結論からお伝えすると、
インプラント抜去は珍しい選択ではありません。

体の変化や価値観の変化に合わせて、
「今の自分に合っているか」を
見直すことは、とても自然なことです。


インプラント抜去を考える主な理由

抜去を検討される理由として多いのは、
次のようなケースです。

  • 年齢とともに体型や好みが変わった

  • 大きさや重さが負担に感じるようになった

  • 下垂や形の変化が気になってきた

  • 将来的な管理に不安がある

  • 生活スタイルが変わった(妊娠・授乳・運動など)

「トラブルが起きたから」だけが理由ではありません。


よくある誤解:「抜去=元通りになる」

インプラントを抜けば、
何もしていない胸に完全に戻る
と思われがちですが、
実際にはそう単純ではありません。

  • 皮膚の伸び

  • 乳腺や脂肪の状態

  • インプラントが入っていた期間

によって、
抜去後の胸の形は大きく異なります。


抜去後に起こりやすい変化

インプラント抜去後には、

  • ボリュームが減る

  • 皮膚のたるみが目立つ

  • 形が不安定に見える

といった変化が出ることがあります。

そのため、
抜去だけで終わらせるか
追加の処置を検討するか
を事前に考えることが大切です。


抜去+αの選択肢

インプラント抜去と同時、または段階的に、

  • 脂肪注入

  • 乳房吊り上げ(マストペクシー)

  • 何もせず経過を見る

といった選択肢があります。

どれが正解というわけではなく、
「どんな胸でこれから過ごしたいか」
によって選択は変わります。


よくある誤解:「抜去は簡単な手術」

インプラントを入れる手術に比べ、
抜去は簡単と思われることもあります。

しかし実際には、

  • 被膜の状態

  • インプラントの位置

  • 周囲組織との関係

によって、
慎重な操作が必要なケースも少なくありません。

**抜去も一つの“手術”**として
きちんと計画することが重要です。


当院で大切にしている考え方

当院では、

  • なぜ抜去を考えているのか

  • 抜去後にどうなりたいか

  • 追加処置が必要かどうか

を丁寧に整理します。

「とりあえず抜く」のではなく、
抜去後の生活や見た目まで含めて考えること
を大切にしています。


まとめ

インプラント抜去は、

  • 後ろ向きな選択ではない

  • 体や価値観の変化に合わせた判断

  • 抜去後の計画がとても重要

という治療です。

「抜くか、入れ続けるか」で迷っている方は、
一度、
今の自分にとって何が一番負担が少ないか
を整理してみてください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

【豊胸】ダウンタイム中に不安になりやすいこと

豊胸手術後、
「これって大丈夫ですか?」
「思っていた感じと違う気がします」
と不安になる方は少なくありません。

ダウンタイム中の不安は、
異常が起きているからではなく、
回復の過程を知らないことから生じる

ケースがほとんどです。


結論:ダウンタイム中の不安の多くは「想定内」

結論からお伝えすると、
豊胸後に感じる違和感や不安の多くは
経過としてよくある反応です。

ただし、
「よくあること」と
「放置してよいこと」は違うため、
見極めがとても大切です。


不安になりやすいこと①:腫れ・左右差

術後しばらくは、

  • 腫れ方に左右差がある

  • 日によって形が違って見える

  • 朝と夜で張り感が違う

といったことが起こります。

これは、
体の回復スピードや
むくみの出方に個人差があるためで、
最終的な仕上がりを反映しているわけではありません。


不安になりやすいこと②:硬さ・張り感

特にインプラント豊胸では、

  • 胸が硬く感じる

  • 突っ張る感じがある

  • 動かすと違和感がある

といった感覚が出やすい時期があります。

これは、
周囲の組織がなじむまでの過程で起こるもので、
時間とともに(目安としては1か月ほどで)徐々に和らいでいくことがほとんどです。


不安になりやすいこと③:思ったより大きく(または小さく)見える

ダウンタイム中は、

  • 腫れで大きく見える

  • 逆に完成形が想像できず不安になる

といった感覚を持つ方もいます。

豊胸は、
完成までに時間がかかる治療です。

術後早期の印象だけで、
成功・失敗を判断しないことが大切です。


よくある誤解:「すぐに完成形になる」

豊胸の回復は、

  • 大きな腫れ:数週間

  • 張りや硬さ:数か月

  • 自然になじむまで:半年〜1年

と、段階的に進みます。

特にインプラントの場合、
「なじむまで待つ」時間がとても重要です。


すぐに相談したほうがよいサイン

一方で、
次のような症状がある場合は、
早めに医師へ相談してください。

  • 強い痛みが続く

  • 急激な腫れや赤み

  • 発熱

  • 明らかな形の異常

「気にしすぎかな」と思っても、
相談すること自体は間違いではありません。


当院で大切にしていること

当院では、
ダウンタイム中も安心して過ごしていただけるよう、

  • 術後に起こりやすい変化を事前に説明

  • 不安になりやすい時期を共有

  • 相談しやすい体制

を大切にしています。

不安な気持ちを抱えたまま
一人で過ごさないことが重要です。


まとめ

豊胸のダウンタイム中は、

  • 見た目が安定しない

  • 感覚の違和感が出やすい

  • 判断を急ぎたくなる

時期です。

だからこそ、
焦らず、経過を見ることがとても大切です。

気になることがあれば、
必ず医師に相談してください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任