「中顔面若返り完全ガイド」第6回 あなたのほうれい線にはどの治療が向いている?ヒアルロン酸・糸リフト・ミッドフェイスリフト徹底比較

「結局、私はどの治療を受ければいいの?」

これまでのシリーズで、

  • ほうれい線の原因
  • ゴルゴラインとの関係
  • ヒアルロン酸治療
  • 糸リフト
  • ミッドフェイスリフト

について解説してきました。

実際の診察で最も多いご質問は、

「私にはどの治療が向いていますか?」

です。

SNSやインターネットでは様々な治療法が紹介されていますが、大切なのは流行りの施術を選ぶことではありません。

まずは、

「なぜほうれい線が目立っているのか」

を正しく診断することが重要です。

今回は、年代別・症状別におすすめの治療法をご紹介します。


ほうれい線治療で最も重要なのは原因診断

ほうれい線は大きく分けると、

ボリュームロス型

頬の脂肪や骨のボリュームが減少している状態


たるみ型

頬の組織が下垂している状態


混合型

ボリュームロスとたるみが同時に存在する状態

に分類できます。

実際には混合型が最も多く見られます。


30代のほうれい線

特徴

  • 軽度のほうれい線
  • ゴルゴラインが出始める
  • 頬のボリューム減少
  • たるみは軽度

おすすめ治療

ヒアルロン酸注入

最も適応が高い年代です。

中顔面や頬骨周囲に適切に注入することで、

  • 立体感の回復
  • ほうれい線改善
  • ゴルゴライン改善

が期待できます。


ポイント

この時期に適切な治療を行うことで、将来的なたるみの進行を緩やかにできる可能性があります。


40代のほうれい線

特徴

  • 頬の下垂が始まる
  • フェイスラインの変化
  • ゴルゴラインが目立つ
  • マリオネットラインが出始める

おすすめ治療

ヒアルロン酸+糸リフト

最も満足度が高い組み合わせです。

糸リフトで組織を引き上げ、

ヒアルロン酸でボリュームロスを補います。


ポイント

「ヒアルロン酸だけでは物足りない」

と感じ始める年代です。


50代のほうれい線

特徴

  • 中顔面下垂が進行
  • 深いほうれい線
  • ゴルゴラインの固定化
  • フェイスラインの崩れ

おすすめ治療

糸リフト+ヒアルロン酸

軽度〜中等度のたるみであれば十分改善可能です。


ミッドフェイスリフト

根本的改善を希望される場合には有力な選択肢になります。


ポイント

ヒアルロン酸を追加するだけでは改善しにくくなる時期です。


60代以降のほうれい線

特徴

  • 強いたるみ
  • 皮膚余剰
  • フェイスラインの下垂
  • 首のたるみ

おすすめ治療

ミッドフェイスリフト

フェイスリフト

外科的若返りが最も効果を発揮する年代です。


ポイント

「自然に若返りたい」

という方ほど、適切なリフト手術が有効な場合があります。


ヒアルロン酸が向いている方

✓ 頬がこけてきた

✓ 軽度のほうれい線

✓ ダウンタイムを避けたい

✓ まずは手軽に治療したい

✓ 30〜40代前半


糸リフトが向いている方

✓ 頬が下がってきた

✓ フェイスラインも気になる

✓ 手術は避けたい

✓ 40〜50代

✓ ダウンタイムは短い方が良い


ミッドフェイスリフトが向いている方

✓ ゴルゴラインが深い

✓ ヒアルロン酸を繰り返している

✓ 糸リフトの効果に満足できない

✓ 中顔面のたるみが強い

✓ 根本治療を希望する


よくある誤解

「ほうれい線にはヒアルロン酸を入れればいい」

必ずしもそうではありません。

原因がたるみであれば、

ヒアルロン酸だけでは限界があります。


「糸リフトをすれば全て解決する」

糸リフトは非常に優れた治療ですが、

失われたボリュームを補うことはできません。


「手術は最後の手段」

適切なタイミングで行うミッドフェイスリフトは、

ヒアルロン酸を繰り返すより自然な結果になることもあります。


当院の中顔面若返り診療

当院では、

  • ほうれい線
  • ゴルゴライン
  • 頬のたるみ
  • フェイスライン

を総合的に診察し、

患者様一人ひとりに合わせたオーダーメイド治療をご提案しています。

大切なのは、

「どの施術が人気か」ではなく、「どの施術がその方に合っているか」

です。


まとめ

ほうれい線治療には、

  • ヒアルロン酸
  • 糸リフト
  • ミッドフェイスリフト

など様々な選択肢があります。

しかし、本当に重要なのは、

ほうれい線そのものを見るのではなく、中顔面全体の老化を評価すること

です。

ほうれい線やゴルゴラインでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

形成外科専門医が、お顔の状態を丁寧に診察し、最適な若返り治療をご提案いたします。


中顔面若返りシリーズまとめ

  • 第1回 ほうれい線はなぜできる?
  • 第2回 ゴルゴラインが老けて見える理由
  • 第3回 ほうれい線ヒアルロン酸で失敗しないために
  • 第4回 糸リフトでほうれい線は改善する?
  • 第5回 ミッドフェイスリフトとは?
  • 第6回 あなたに向いている中顔面治療は?

ご予約・カウンセリングはこちら

ほうれい線やゴルゴラインのお悩みは、原因によって適した治療法が異なります。

まずは専門医による診察で、ご自身に合った若返り治療を見つけてみませんか。お気軽にご相談ください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

「中顔面若返り完全ガイド」第5回 ミッドフェイスリフトとは?ヒアルロン酸や糸リフトでは改善できない中顔面たるみへの根本治療

「ヒアルロン酸を繰り返しているのに、なんだか若返らない」

「糸リフトを受けても数か月で元に戻った気がする」

「ほうれい線やゴルゴラインが年々深くなっている」

このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。

ヒアルロン酸や糸リフトは非常に優れた治療ですが、すべてのたるみに対応できるわけではありません。

特に中顔面(目の下から口元まで)のたるみが進行した場合には、組織そのものを本来の位置へ戻す治療が必要になることがあります。

そこで選択肢となるのが 「ミッドフェイスリフト」 です。

今回は、中顔面若返り治療の中でも根本治療といえるミッドフェイスリフトについて解説します。


ミッドフェイスリフトとは?

ミッドフェイスリフトとは、

下垂した中顔面組織を引き上げ、本来あった若々しい位置へ戻す手術です。

単に皮膚を引っ張るのではなく、

  • 頬の脂肪
  • SMAS
  • リガメント周囲組織

を適切に再配置することで、自然な若返りを目指します。


中顔面とはどこ?

中顔面とは、

  • 下まぶた
  • ゴルゴライン
  • ほうれい線周囲

を含むエリアです。

実は顔の老化は、この中顔面から始まることが多いとされています。


中顔面が老化すると起こる変化

・頬の位置が下がる

若い頃は頬のトップが高く、立体感があります。

しかし加齢によって頬の脂肪が下垂すると、

顔全体が平坦に見えるようになります。


・ゴルゴラインが目立つ

目の下から頬へかけて深い影ができ、

疲れた印象になります。


・ほうれい線が深くなる

下垂した組織が鼻翼基部へ集まり、

ほうれい線が強調されます。


・マリオネットラインが出現する

さらに進行すると口角周囲にもたるみが生じます。


なぜヒアルロン酸だけでは改善しないの?

ヒアルロン酸は失われたボリュームを補う治療です。

そのため、

軽度〜中等度のエイジングには非常に有効です。

しかし、

組織そのものが下垂している場合、

ヒアルロン酸を追加し続けると、

  • 顔が大きく見える
  • 重たい印象になる
  • 不自然な膨らみになる

ことがあります。


なぜ糸リフトだけでは改善しないの?

糸リフトは下垂した組織を引き上げる治療です。

しかし、

  • 重度のたるみ
  • 靭帯による固定
  • 皮膚余剰

が強い場合には限界があります。

また効果の持続にも個人差があります。


ミッドフェイスリフトが得意なこと

ゴルゴラインの改善

ゴルゴラインは中顔面下垂の代表的なサインです。

ミッドフェイスリフトによって、

頬の位置そのものを持ち上げるため、

自然な改善が期待できます。


ほうれい線の改善

原因となる頬の下垂を改善することで、

ほうれい線を浅くします。


頬の位置を若い頃に近づける

最大の特徴は、

若い頃の頬の高さを取り戻せることです。

単なるシワ改善ではなく、

顔全体の印象を若返らせることができます。


どんな方に向いている?

・40代後半〜60代

中顔面下垂が進行している方


・糸リフトを繰り返している方

十分な改善が得られなくなった方


・ヒアルロン酸を何度も追加している方

ボリューム補填だけでは限界を感じている方


・根本的な若返りを希望する方

その場しのぎではなく、
長期的な改善を希望する方


ミッドフェイスリフトのメリット

✓ 中顔面を根本的に改善できる

✓ ゴルゴラインに高い効果が期待できる

✓ 頬の位置が若返る

✓ 自然な変化が得られる

✓ ヒアルロン酸依存から卒業できる場合がある


デメリット・注意点

✓ 手術であるためダウンタイムがある

✓ 腫れや内出血が生じる

✓ 糸リフトより侵襲が大きい

✓ 適切な解剖学的知識が必要

そのため経験豊富な形成外科専門医による診察と治療が重要です。


当院の考える中顔面若返り

当院では、

「まずヒアルロン酸」

「とりあえず糸リフト」

という考え方ではなく、

患者様の老化の原因を診断することを重視しています。

例えば、

  • ボリュームロス主体ならヒアルロン酸
  • 軽度下垂なら糸リフト
  • 重度下垂ならミッドフェイスリフト

というように、状態に応じて治療法をご提案しています。


まとめ

ミッドフェイスリフトは、

ヒアルロン酸や糸リフトでは改善が難しい中顔面のたるみに対する根本治療です。

特に、

  • ゴルゴライン
  • ほうれい線
  • 頬の下垂

でお悩みの方には非常に有効な選択肢となります。

若返り治療で大切なのは、

「どの治療が流行っているか」ではなく、「自分の老化の原因に合った治療を選ぶこと」です。

ほうれい線やゴルゴラインでお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

形成外科専門医が、お顔全体のバランスを診察し、最適な中顔面若返り治療をご提案いたします。


次回予告

第6回

「あなたのほうれい線にはどの治療が向いている?ヒアルロン酸・糸リフト・ミッドフェイスリフト徹底比較」

年代別・症状別に最適な治療法をわかりやすく解説します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

【豊胸】インプラント抜去を考えるのはどんなとき?

豊胸インプラントを入れてから時間が経ち、
「このまま入れ続けていいのか」
「抜去という選択もありますか?」
と相談されることがあります。

インプラント抜去は、
特別なことでも、失敗でもありません。


結論:インプラント抜去は「前向きな選択肢」の一つ

結論からお伝えすると、
インプラント抜去は珍しい選択ではありません。

体の変化や価値観の変化に合わせて、
「今の自分に合っているか」を
見直すことは、とても自然なことです。


インプラント抜去を考える主な理由

抜去を検討される理由として多いのは、
次のようなケースです。

  • 年齢とともに体型や好みが変わった

  • 大きさや重さが負担に感じるようになった

  • 下垂や形の変化が気になってきた

  • 将来的な管理に不安がある

  • 生活スタイルが変わった(妊娠・授乳・運動など)

「トラブルが起きたから」だけが理由ではありません。


よくある誤解:「抜去=元通りになる」

インプラントを抜けば、
何もしていない胸に完全に戻る
と思われがちですが、
実際にはそう単純ではありません。

  • 皮膚の伸び

  • 乳腺や脂肪の状態

  • インプラントが入っていた期間

によって、
抜去後の胸の形は大きく異なります。


抜去後に起こりやすい変化

インプラント抜去後には、

  • ボリュームが減る

  • 皮膚のたるみが目立つ

  • 形が不安定に見える

といった変化が出ることがあります。

そのため、
抜去だけで終わらせるか
追加の処置を検討するか
を事前に考えることが大切です。


抜去+αの選択肢

インプラント抜去と同時、または段階的に、

  • 脂肪注入

  • 乳房吊り上げ(マストペクシー)

  • 何もせず経過を見る

といった選択肢があります。

どれが正解というわけではなく、
「どんな胸でこれから過ごしたいか」
によって選択は変わります。


よくある誤解:「抜去は簡単な手術」

インプラントを入れる手術に比べ、
抜去は簡単と思われることもあります。

しかし実際には、

  • 被膜の状態

  • インプラントの位置

  • 周囲組織との関係

によって、
慎重な操作が必要なケースも少なくありません。

**抜去も一つの“手術”**として
きちんと計画することが重要です。


当院で大切にしている考え方

当院では、

  • なぜ抜去を考えているのか

  • 抜去後にどうなりたいか

  • 追加処置が必要かどうか

を丁寧に整理します。

「とりあえず抜く」のではなく、
抜去後の生活や見た目まで含めて考えること
を大切にしています。


まとめ

インプラント抜去は、

  • 後ろ向きな選択ではない

  • 体や価値観の変化に合わせた判断

  • 抜去後の計画がとても重要

という治療です。

「抜くか、入れ続けるか」で迷っている方は、
一度、
今の自分にとって何が一番負担が少ないか
を整理してみてください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任