「ヒアルロン酸では物足りない」
「何度も注入を繰り返している」
「できるだけ長期的な変化を求めたい」
このようなお悩みの方に、
選択肢のひとつとなることがあるのが、
人工真皮を用いたほうれい線治療です。
その中でも、
美容外科領域で使用されることがあるのが
MegaDerm です。
ヒアルロン酸のように“注入する”治療とは異なり、
組織の土台を補うような考え方で用いられることがあります。
今回は、
人工真皮(メガダーム)によるほうれい線治療について解説します。
人工真皮(メガダーム)とは?
MegaDerm は、
加工処理された人工真皮素材のひとつです。
美容外科では、
などを目的として使用されることがあります。
ヒアルロン酸のような“フィラー注入”製品もあり、
構造的なサポートを長期間行うことが可能な治療です。
どんなほうれい線に向いている?
① 深く固定されたほうれい線
長年かけて形成された深い溝では、
単純な注入治療だけでは改善に限界があることがあります。
このようなケースでは、
溝の土台部分を補強する目的で、
人工真皮が選択肢となることがあります。
② ヒアルロン酸を繰り返している方
ヒアルロン酸は非常に有効な治療ですが、
定期的なメンテナンスが必要になることがあります。
また、
繰り返し注入することで、
不自然な膨らみ感が気になるケースもあります。
人工真皮では、注入した量の約80%が真皮類似組織として残るため
定期的なメンテナンスが不要となることがあります。
③ 骨格性の陥凹があるケース
小鼻の付け根周囲の凹みや、
中顔面の構造的な陥凹が強い場合、
単純に表面を埋めるだけでは改善しにくいことがあります。
このような場合、
構造的な支持を補う治療が適していることがあります。
ヒアルロン酸との違いは?
ヒアルロン酸
- 注射のみ
- ダウンタイム比較的少ない
- 微調整しやすい
- 可逆性がある
一方で、
時間経過とともに吸収されるため、
定期的な治療が必要になることがあります。
人工真皮(メガダーム)
- 組織支持目的
- 深い溝に適応となることがある
- 構造的改善を目指す
- 挿入だけでなく注入での治療も可能
ただし、
ダウンタイムや腫れはヒアルロン酸より大きくなる傾向があります。
ダウンタイムについて
術後には、
- 腫れ
- 内出血
- 違和感
- 一時的な硬さ
- 小鼻の広がり感
などがみられることがあります。
また、
術後早期はやや膨らみ感を感じることがありますが、
経過とともになじんでいく場合があります。
すべてのほうれい線に適応ではありません
人工真皮は非常に有効なケースもありますが、
すべての方に必要なわけではありません。
例えば、
では、
ヒアルロン酸や脂肪注入のほうが適していることもあります。
逆に、
たるみが強いケースでは、
リフト治療を組み合わせたほうが自然な場合もあります。
そのため、
“どの治療が優れているか”ではなく、
原因に合った治療を選ぶことが重要です。
まとめ
人工真皮(MegaDerm)によるほうれい線治療は、
深い溝や構造的陥凹に対して、
組織支持を目的として行われることがある治療です。
ヒアルロン酸のように“埋める”だけではなく、
構造そのものへアプローチする考え方が特徴です。
一方で、
適応の見極めが非常に重要であり、
すべてのほうれい線に必要な治療ではありません。
大切なのは、
“なぜそのほうれい線が目立っているのか”
を診断することです。
次回は、
「メガダームによるほうれい線治療のメリット・デメリット」
について詳しく解説します。