【ほうれい線治療】②ヒアルロン酸によるほうれい線治療とは?自然な若返りを目指す治療

「ほうれい線が気になる」
そう感じた時、まず候補に挙がることが多いのがヒアルロン酸治療です。

メスを使わず、比較的短時間で治療できることから、
美容医療が初めての方にも選ばれやすい施術のひとつです。

しかし実際には、
“ただほうれい線に注入するだけ”
ではないことをご存じでしょうか?

自然な仕上がりを目指すためには、
「どこに・どの層へ・どのくらい入れるか」が非常に重要になります。


ヒアルロン酸によるほうれい線治療とは?

ヒアルロン酸とは、もともと体内にも存在する成分で、
皮膚や関節などの水分保持に関わっています。

美容医療では、このヒアルロン酸製剤を注入することで、

  • 凹み
  • ボリュームロス
  • 影感

などを改善し、若々しい印象へ導く治療を行います。

ほうれい線治療では、
溝を浅くすることで、
“疲れて見える印象”や“老け見え”の改善を目指します。


実は「ほうれい線に直接入れるだけ」ではありません

以前は、ほうれい線のラインに沿って直接ヒアルロン酸を注入する方法が主流でした。

しかし近年では、
中顔面(頬)の支持力低下が原因となっているケースも多いことから、
頬や鼻翼基部などを含めた立体的な評価が重要視されています。

例えば、

  • 頬のボリューム減少
  • 中顔面の下垂
  • 鼻翼基部の陥凹

がある場合には、
その部分を補うことで、結果的にほうれい線が自然に浅く見えることもあります。

つまり、
「線だけを見る」のではなく、
顔全体の構造を見ながら治療を行うことが重要なのです。


ヒアルロン酸治療のメリット

① ダウンタイムが比較的少ない

施術直後から日常生活に戻りやすく、
比較的受けやすい治療です。

② 即時的な変化を実感しやすい

注入後すぐに変化を確認しやすいため、
効果を実感しやすい特徴があります。

③ 微調整しやすい

患者様のお顔立ちやご希望に合わせて、
細かなデザイン調整が可能です。


注意したいポイント

ヒアルロン酸は非常に有効な治療ですが、
入れ方によっては不自然さにつながることがあります。

例えば、

  • 入れすぎによる膨らみ感
  • 横に広がった印象
  • 笑った時の違和感
  • “ヒアルロン酸顔”のような不自然さ

などです。

特に、たるみが強いケースでは、
単純にヒアルロン酸を追加していくと、
かえって重たく見えてしまうこともあります。

そのため、
“たくさん入れる”ことではなく、
必要な場所へ適切な量を入れることが大切です。


ヒアルロン酸だけでは改善しにくいケースも

以下のような場合には、
ヒアルロン酸単独では改善に限界があることがあります。

  • 皮膚のたるみが強い
  • 骨格性の陥凹が強い
  • 深い固定性の溝
  • 中顔面の下垂が強い

このようなケースでは、

  • 脂肪注入
  • MegaDerm
  • 鼻翼基部プロテーゼ
  • リフト手術

などを組み合わせることもあります。


まとめ

ヒアルロン酸によるほうれい線治療は、
比較的受けやすく、自然な若返りを目指しやすい治療です。

ただし、
“線だけを埋めればよい”
というわけではありません。

自然な仕上がりのためには、
顔全体の構造や原因を見極めた上で、
適切な部位へ注入することが重要です。

次回は、
「ヒアルロン酸で改善しやすい人・改善しにくい人」
について詳しく解説します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

【ほうれい線治療】①ほうれい線は「シワ」ではなく、“構造”の変化かもしれません

年齢とともに気になり始める「ほうれい線」。

鏡を見るたびに、
「疲れて見える」
「老けて見える」
「メイクでも隠れない」
と感じる方も多いのではないでしょうか。

しかし実は、ほうれい線は単純な“シワ”ではありません。

皮膚だけの問題ではなく、
骨格・脂肪・皮膚・靭帯など、顔全体の構造変化が関係しています。

そのため、ほうれい線治療では「何が原因で目立っているのか」を見極めることが非常に重要です。


ほうれい線はなぜできる?

ほうれい線の主な原因には、以下のようなものがあります。

① 中顔面のボリューム減少

加齢とともに、頬の脂肪や骨の支持力が減少すると、皮膚を支えきれなくなり、溝が目立ちやすくなります。

特に、

  • 頬がこけてきた
  • 中顔面が痩せた
  • ゴルゴラインも気になる

という方では、単純なシワではなく“支えの減少”が関与していることがあります。


② 皮膚や脂肪のたるみ

皮膚のハリ低下や脂肪の下垂により、ほうれい線上に組織が乗ることで影が強調されます。

「以前より急に深くなった」
というケースでは、たるみ要素が関係していることも少なくありません。


③ 骨格的な凹み

若い頃からほうれい線が目立つ方では、
鼻翼基部(小鼻の付け根)の陥凹など、骨格的要素が関係していることがあります。

このタイプでは、単純に皮膚を持ち上げるだけでは改善が不十分なこともあります。


「ほうれい線=ヒアルロン酸」ではない?

ほうれい線治療というと、
ヒアルロン酸注入をイメージされる方が多いかもしれません。

もちろん、ヒアルロン酸は非常に有効な治療のひとつです。

しかし実際には、

  • ヒアルロン酸
  • 脂肪注入
  • 人工真皮(MegaDerm
  • 鼻翼基部プロテーゼ(いわゆる貴族手術)
  • フェイスリフト

など、原因に応じてさまざまな選択肢があります。

つまり、
「どの治療が人気か」ではなく、
“自分のほうれい線の原因に合っているか”が重要なのです。


ほうれい線治療で大切なのは“診断”

例えば、

  • 溝が主体なのか
  • たるみが主体なのか
  • 骨格性陥凹なのか
  • ボリュームロスなのか

によって、適した治療は変わります。

そのため当院では、
単純に「線を埋める」だけではなく、
顔全体のバランスを見ながら治療方法をご提案しています。


まとめ

ほうれい線は、単なる“シワ”ではなく、
顔の構造変化によって生じることが多い症状です。

そのため、
「何を入れるか」よりも、
「なぜ目立っているのか」を見極めることが重要です。

次回は、
「ヒアルロン酸によるほうれい線治療」について詳しく解説します。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任

【なぜ老けて見えるのか?原因別 若返りシリーズ⑤】首で年齢がバレる理由

■こんなお悩みありませんか?

・顔は気にならないのに、首だけ老けて見える
・横ジワが増えてきた
・フェイスラインと首の境目がぼやけている
・写真で首元に年齢を感じる

実はこれ、よくあるお悩みです。

どれだけ顔を若返らせても、
首とのバランスが崩れると“違和感”が出るのが特徴です。


■首が老けて見える3つの原因


① シワ(横ジワ・ちりめんジワ)

首は皮膚が薄く、動きも多いため
シワが刻まれやすい部位です。

👉特徴
・横に線が入る
・細かいシワが増える
・乾燥で悪化する

👉ポイント
→ “早い段階から出やすい”


② たるみ(境界のぼやけ)

フェイスラインから首にかけての境目が
曖昧になることで老けて見えます。

👉特徴
・二重あごっぽく見える
・輪郭がはっきりしない
・横顔で差が出る

👉ポイント
→ フェイスラインの崩れと連動している


③ 質感の変化(ハリ・ツヤ低下)

皮膚のハリやツヤがなくなることで、
“なんとなく老けて見える”状態になります。

👉特徴
・くすみやすい
・肌が薄く見える
・首だけ質感が違う

👉ポイント
→ スキンケアの影響も受けやすい


■なぜ首は老けやすいのか?

首は

・皮膚が薄い
・皮脂が少ない
・日常的によく動く

という特徴があり、
顔よりも変化が出やすい部位です。

さらに、ケアが後回しになりやすいため
気づいたときには差がついていることも少なくありません。


■よくある勘違い

👉「顔だけ若返ればOK」

これは意外と落とし穴です。

顔だけ整っていると
首とのギャップが強調されてしまい、
かえって違和感が出ることもあります。


■若返りの正しい考え方

大切なのは

“顔と首をセットで考えること”

です。

例えば
・フェイスライン → 引き締め・リフト
・首のシワ → 質感改善・ボリューム調整
・肌質 → スキンケア・デバイス

これらをバランスよく整えることで、
自然で一体感のある若返りが可能になります。


■当院での考え方

当院では首元を

・シワの種類
・たるみの程度
・肌質(ハリ・ツヤ)
・フェイスラインとのバランス

から総合的に評価し、

“違和感のない若返り”を重視した設計を行っています。


■まとめ

首は“見落とされがち”ですが、
実は年齢が出やすい重要なパーツです。

だからこそ重要なのは
👉「顔だけでなく、全体で考えること」

それによって
自然で完成度の高い若返りが実現します。


■シリーズまとめ導線(ここ重要)

ここまで「原因別 若返りシリーズ」をご覧いただきありがとうございます。

若返りは
👉「どの施術をするか」ではなく
👉「なぜ老けて見えているかを見極めること」

これが最も重要です。

当院では、一人ひとりの状態に合わせて
“やりすぎない自然な若返り”をご提案しています。

気になる方は、ぜひカウンセリングでご相談ください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任