第4回 美容外科のギモン解決シリーズ 裏ハムラで失敗することはある?後悔しないために知っておきたいリスクと対策

「裏ハムラで失敗したらどうしよう…」
「SNSで『クマが残った』『くぼんだ』という投稿を見て不安になった」

このようなご相談をいただくことがあります。

どのような手術にもリスクはあり、裏ハムラも例外ではありません。しかし、“失敗”と思われるケースにはいくつかの原因があります。

今回は、裏ハムラで後悔しないために知っておきたいポイントを解説します。


「裏ハムラの失敗」とは?

患者さんが「失敗した」と感じる理由には、次のようなものがあります。

  • クマが残った
  • 目の下がくぼんだ
  • 左右差がある
  • 小じわやたるみが気になる
  • 思っていた仕上がりと違う

実際には、必ずしも手術が失敗したわけではなく、もともとの目元の状態や適応が関係していることも少なくありません。


クマが残ることはある?

はい、あります。

例えば、茶クマ(色素沈着)や青クマ(皮膚が薄く血管が透けて見えるタイプ)は、裏ハムラだけでは改善しません。

裏ハムラは、ふくらみや凹凸による「構造的なクマ」の改善を目的とした手術です。

クマの原因を正しく診断し、それに合った治療を選ぶことが重要です。


術後にくぼんで見えることはある?

術後早期は腫れが引く過程で、一時的にくぼんで見えることがあります。

また、もともと頬のボリュームが少ない方や皮膚が薄い方では、脂肪を移動してもボリューム不足が目立つ場合があります。

そのようなケースでは、脂肪注入などを組み合わせることで、より自然な仕上がりが期待できます。


左右差が気になることは?

人の顔は、もともと左右対称ではありません。

眼窩脂肪の量や骨格、皮膚のたるみも左右で異なるため、完全な左右対称を目指すことは難しい場合があります。

当院では、術前に左右差も含めて丁寧に診察し、できる限りバランスのよい仕上がりを目指しています。


小じわや皮膚のたるみは改善する?

裏ハムラは皮膚を切除する手術ではありません。

そのため、小じわや皮膚のたるみが主なお悩みの場合は、裏ハムラだけでは十分な改善が得られないことがあります。

その場合は、

  • 表ハムラ法
  • 下眼瞼除皺術(皮膚切除)
  • レーザー治療
  • 高周波治療
  • 肌育注射

などを組み合わせることをご提案することがあります。


後悔しないために大切なこと

裏ハムラで満足度を高めるために最も大切なのは、「適応を見極めること」です。

「人気だから」「SNSで見たから」という理由だけで術式を選ぶのではなく、

  • クマの原因
  • 皮膚の状態
  • 骨格
  • 年齢
  • ご希望の仕上がり

を総合的に判断したうえで治療法を選ぶことが大切です。


当院が大切にしていること

当院では、目の下の状態を丁寧に診察し、

  • 裏ハムラが適しているのか
  • 脱脂のほうが適しているのか
  • 他の施術を組み合わせたほうがよいのか

を患者様お一人おひとりに合わせてご提案しています。

「裏ハムラができるかどうか」ではなく、「どの治療が最も自然で満足度の高い結果につながるか」を大切にしています。


まとめ

裏ハムラは、目の下のふくらみや黒クマに対して非常に有効な治療です。

一方で、すべてのクマや目元のお悩みを一つの手術で解決できるわけではありません。

だからこそ、手術を受ける前に適応をしっかり見極めることが、後悔しないための第一歩です。

目の下のクマでお悩みの方は、お気軽にカウンセリングでご相談ください。

 

記事監修

広島プルミエクリニック 副院長 延美緒

形成外科専門医

所属学会・専門医・認定医
  • 日本形成外科学会 専門医
  • 日本美容外科学会(JSAPS)正会員
  • 日本美容皮膚科学会 会員
  • ジュビダームビスタ 施注認定医
  • ボットクスビスタ 施注認定医
経歴
2011年 岡山大学医学部 医学科卒業
様々な科の中でも腫瘍切除後の形態再建を担う形成外科に興味を抱く
2011年 国立病院機構 岩国医療センターにて研修
医学博士取得
2013年 同 岩国医療センター 医員
研鑚を積み、形成外科医として腫瘍切除や植皮など形成外科的治療に携わる
2014年 岡山大学附属病院 形成外科
再建やリンパ浮腫、外傷、ジェンダーなど幅広く形成領域の治療を行う
2016年 岩国医療センター 形成外科
眼瞼下垂や熱傷、鼻の再建、腋臭症のオペなど、形成外科医としてより深く研鑚を積む
2018年 日本形成外科学会 専門医 取得
2019年 日本美容皮膚科学会 会員
2019年 県内美容皮膚科 勤務
美容皮膚科の診療に積極的に取り組む
2020年 広島プルミエクリニック 入職
形成外科専門医の知識と技術を美容外科・美容皮膚科へ活かす為、広島プルミエクリニックへ
2024年 広島プルミエクリニック 副院長就任